本校では、子どもたちから、給食に関する質問や感想、要望などを随時受け付けています。この中で、毎年あるのが、「お寿司を給食に出してほしい」というリクエストです。

 給食では、衛生管理の関係で、ほとんどの料理で加熱をする必要があります。そのため、サラダなども一度加熱し、冷却したものを提供しています。

 では、給食でお寿司は、提供できるでしょうか?

 ある子どもからこんな答えがありました。

「卵焼きをのせたお寿司なら、加熱しているので、大丈夫と思います!」

 実は、そうです!

 卵焼きをのせたお寿司であれば、提供することができます。(ただし、卵のお寿司で満足できるかは考えなければなりませんが・・・。)

 ちょっとした話ですが、課題解決の際に、このようにいろいろな2視点で考えることはとてもすばらしいと思います。

 実際に、私の業務でこのようなことはよくあります。外国の料理を出す際に、実際は、外国にしかない香辛料を使用しますが、給食では、子どもたちの味覚に合わせてなじみのある味の近い香辛料を使うなどしています。

 この先も、なにか問題に出くわした時にも、視点を変えてみると見えてくるものがあるのではないかと思います。