~白ごはん・とんひじき・根菜汁・学給だいふく・牛乳~
「叶う」という漢字は、「口」に「十」と書きます。
「十回口にする」「何度も言葉にして言い続ける」ことで願いが引き寄せられると言われるように、言葉には不思議と強い力(言霊)が宿っているのかもしれません。
今日は、まさにそんな「言霊の力」を目の当たりにする素敵な出来事がありました。
学校の給食では、欠席などで余ったおかずやデザートがあると、教室で熱い「おかわりじゃんけん大会」が開催されます。そして今日登場したメニューは、子どもたちに大人気の「学給だいふく」でした。
この学給だいふくのおかわりをどうしても勝ち取りたいある児童は、前日からある作戦を実行していました。
それは、『運をためる』作戦です。
前日にも余りのおかずがあったのですが、その子は「明日の学給だいふくを絶対に食べるから、今日は参加しません!」と力強く宣言。確率論で言えば、前日のじゃんけんを辞退したからといって翌日の勝率が上がるわけではありません。それでもその子はブレることなく、かたくなに参加を拒み、大切な運を翌日に取っておくことを選んだのです。
そして訪れた、運命の当日。
大人気の学給だいふくということもあり、じゃんけんへの参加者はいつにも増して殺到しました。いつもなら全員で一斉に決めるスタイルですが、あまりの参加者の多さに、急遽「予選→決勝」という二段階方式へ変更されるほどの白熱ぶりです。
前日からの強い思いを胸に挑んだその児童は、大混戦の予選を見事に勝ち上がり、決勝へ進出。
そして迎えた緊張の決勝戦。
見事、勝利を勝ち取ったのは、あの「運をためる」と宣言していた児童でした。
「意志あるところに、道は開ける」。
確率を超えて引き寄せた奇跡の裏にあったのは、前日から貫いた揺るぎない信念と、「絶対に諦めない」という強い情熱でした。
信念を持ち、諦めずに挑み続ければ、運命さえも味方にできる。
子どもの素敵な笑顔が教えてくれた一日となりました。