万博献立~サウジアラビア~

~カブサ風 スパイスチキン とうみょうごまネーズあえ キャベツスープ ~

 様々な国や地域の料理を通して世界の食文化に触れてきた万博献立は、本日で終了となります。

 最後を飾るのは、次期万博開催地であるサウジアラビア王国の料理です。

 サウジアラビアは、アラビア半島の大部分を占める広大な国で、豊かな天然資源に恵まれています。今回の献立の主役は、サウジアラビアを代表するスパイスの効いた炊き込みご飯、カブサです!

 カブサは、結婚式などのお祝いの席には欠かせない、サウジアラビアの国民食(参照:世界の郷土料理事典)。香辛料が効いていて辛そうに見えますが、実は唐辛子は使用していません。

 今回の給食では、日頃食べ慣れていない香辛料の香りに抵抗をもたないよう、スパイスを控えめにアレンジして調理しました。

 子どもたちからは、「砂漠を感じる」「ラクダを感じた」といったユニークな感想も聞かれ、異文化の香りを体験できたようです。「好き!」という子と、「ちょっと苦手かも」という子、両極端の感想が聞かれましたが、いろいろな味や香りに触れるよい機会となったのではないかと思います。

 最近では、カブサの素などの市販品も登場し、クックパッドなどのレシピサイトにも掲載されるようになり、サウジアラビアの料理が少しずつ身近になってきています。ご興味のある方は、ぜひご家庭でも試してみてください。

 万博献立を通して世界に思いを馳せ、子どもたちの食への興味がさらに深まることを願っています。