3年生を対象に「味覚の授業」を実施しました。「味覚の授業」とは、料理人や食材生産者などの食のプロフェッショナルがボランティアで全国の小学校で行っている教育プログラムです。

 味覚の基盤が作られると言われる10歳までのこの時期に、味の基本となる「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」について学び、自身の味覚を意識することで、食への関心を高めることを目的としています。

 今回は、島根県より4名・山口市より1名の講師をお迎えし、実施されました。(参考:https://legout.jp/

 特製の帽子をかぶり、シェフになりきり授業がスタートしました。

 授業の中で、実際に食材を試食する場面がありました。食材そのものから出てくる「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」を感じ、言葉として表現していきました。今回は講師の希望で、山口県の食材を取り扱っていました。山口県の味を感じる機会になったのではないかと思います。【試食した食材:塩(山口産)・ゆずきち(山口産)・小野茶(山口産)・はちみつ(山口産)・特製だし・干しぶどう】

 3年生の教室では、「苦いけどおいしい!」「しょっぱいけど、うまみを感じる!」「酸っぱさの中に甘みを感じる」などその素材がもつ味を自分なりに表現する姿がありました。

 給食時間にこの取組を全校にお知らせしました。当日の給食に対しての感想を見ると「ハヤシライスのルーがこくうまでスプーンが進みました。」「ハヤシライスの味が口に入れた時ときは、酸っぱくて噛んだら甘くなってきておいしかったです。」など味覚を意識していたようでした。

 今回の体験をきっかけに、給食だけでなく、家庭でも味を自覚していくことで、味覚をひろげてほしいと思います。