防災献立

救給カレー 豚汁 ビスケット バナナ 牛乳 

検食簿より(検食とは、給食の安全性と味を確認するための事前の試食のことです)

 「明日は、14年前に東日本大震災が起きた日ですね。いつ起こるか分からない自然災害への備えとして、備蓄の食料は大切ですね。今日の給食では、いただいた救給カレーは思ったより量が多かったです。その他の献立も非常時には出てきそうなものでした。今日の経験は今後に生きますね。」

 本校では、毎年3月に「いのちの日」に合わせて、防災献立を実施しています。この取組の目的は、備蓄食品を食べ慣れることだけではありません。防災について改めて考え、自分の身を守るための意識を高めることも重要な目的の一つです。

 防災献立の日には、毎年、防災に関して作成した動画を全校で視聴しています。その動画の中には、「緊急地震速報が鳴りました。いま鳴ったとすると、どのような行動をとりますか」という問いかけの場面を設けています。この問いに対し、子供たちは瞬時に『机の下にもぐる』『青白帽子をかぶる』『静かに先生の指示を聞く』などの行動を挙げていました。

 もちろん、どの行動が正解かは、その時の状況や場所によって異なります。しかし、大切なのは「自分の身は自分で守る」という意識を持ち、状況に応じた適切な判断ができることです。

 今日の防災献立を通じて、備蓄食品に慣れるだけでなく、防災への意識を高め、自ら考え行動する力を身に付ける機会となればと思います。