先日登場した「セルフあんかけチャーハン」は、ご飯の量を通常より多めに設定していましたが、それでもおかわりが続出するほどの人気ぶりでした。

 年度初めは、各クラスで給食の時間をゆったりと過ごせるよう、品数を少なめにしています。そのため、この日の給食は、野菜の量がいつもより少なめでとなっていました。

 そこで登場したのが「野菜ゼリー」です。

 この日、子どもたちから「なぜ今日は野菜ゼリーが出たのですか?」という質問がたくさん寄せられました。こちらから「なぜだと思いますか?」と問い返すと、「野菜を食べてほしいから」「栄養があるから」「おいしいから」など、さまざまな答えが返ってきました。

 5年生の教室では、「今日は野菜が少ないから、野菜を使ったゼリーなのだと思います」といった声もありました。

 実は、正解。

 野菜ゼリーが登場した主な理由は、「野菜(特に緑黄色野菜)の量が少なかった」ことにあります。もちろん、野菜ゼリーは野菜の代わりになるわけではありませんが、補助的な役割として取り入れました。

 献立がどのように工夫されているのかを考えることで、日々の食生活や将来の生活に役立ててほしいと思います。

 ちなみに、「チャーハンやあんの中にも野菜が入っているから大丈夫でしょう!」という声もありました。これはこれで一理ありますが、それぞれの食材の必要な「量」という観点からも考えることができるとよいと思います。