


本日、5年生にとって初めての調理実習を行いました。
家庭科の授業の一環として、お茶を淹れる体験を行いました。
初めての調理実習ということで、事前の説明や注意事項をしっかりと聞き、いざ学習が始まると、グループで声をかけ合いながら協力して取り組む姿が印象的でした。
今回の実習では、「お茶を淹れる」という一見シンプルな工程の中にも、多くの学びが詰まっています。
例えば、コンロの火加減の調整や火元の整理の必要性、お茶の注ぎ方の工夫など、どれもやってみて初めて分かることばかりです。
普段の生活の中では、お茶を自分で淹れるという経験が少なくなってきている子どもたちにとって、今回のような基本的な調理体験は大切な時間だったのではないでしょうか。
また、今回は「つまみ式」のガスコンロを使用しました。最近の家庭用コンロでは、ボタン一つで点火から火力の調整までできる「プッシュ式」のものが主流となっており、つまみを回して点火するという経験がない子どもも多く見られました。
災害時に使用されるカセットコンロの多くが「つまみ式」であることを考えると、こうした基本的な道具の扱い方を実際に体験することは、日常生活だけでなく、非常時にも役立つ大切な知識となります。
今後の調理実習でも、安全面に配慮しながら、実生活に活かせる力を少しずつ身に付けてほしいと思います。
今回の経験が、子どもたちにとって「調理」に対する関心を高めるきっかけになってくれることを願っています。