家庭科の授業で「炒める」という調理の仕方を学んだ6年生と、朝ごはんについて一緒に考えました。

 導入で「食べる人や作る人にとって、どのような朝ごはんがよいか」と投げかけると、児童からは「おいしいもの」「時間がないから簡単に作れるもの」「あっさりして食べやすいもの」「体に良いもの」など、実際の生活に基づいた意見が出されました。

 そこで、その条件に合う『おにぎり』を提案すると意見が分かれました。

 賛成した児童もいましたが、多くは反対でした。

 多くは「栄養が偏っている」「五大栄養素に当てはめると、炭水化物に偏ってしまう」など、既習事項を生かして栄養バランスの観点から問題点を指摘していました。

 そこで、今回は、朝ごはんに関する3つのデータを提示し、それらを基に「根拠を持って、どのような朝ごはんが望ましいかを考える」活動を行いました。

 提示したデータは、

 ①朝ごはんを食べている人と食べていない人の半日の体温の変化

 ②朝ごはんの摂取頻度と学力テストの正答率

 ③朝ごはんの内容と暗算作業量の変化   

 データをしっかり比較した子どもたちは、「やっぱり朝ごはんは食べた方がいい!」「おにぎりだけじゃなくて、おかずも合わさった栄養バランスの良い朝ごはんが大切だ」と、データに基づいた結論にたどり着いていました。

 社会全体のデータを見ると、朝ごはんを食べる人の割合は、ここ20年で少しずつ減少傾向にあると言われており、大きな課題となっています。

 大人も子どもも忙しい現代だからこそ、今回子どもたちが「朝ごはんの持つ本当のパワー」に自ら気付けたことは、よい機会になったのではないかと思います。

 そして、今回の家庭科は2時間続きでしたので、2時間目はさっそく「自分に合った朝ごはん計画づくり」に挑戦しました。

 1時間目でみんなが出した結論「栄養バランスのよい朝ごはんがよい」と、これまでに学習した「ゆでる」「炒める」「炊く」などの調理技術を組み合わせて考えました。

 「簡単に作ることができるように」「手が空く時間がないように」「洗い物が少なくなるように」など実際に朝を想定しながら、栄養バランスばっちりのオリジナル献立をそれぞれ考えていました。

 ご家庭でもぜひ、子どもたちの「明日の朝、何か作ってみようかな」という声がありましたら、温かく応援していただけるとうれししいです!