数学的活動を楽しむ子ども
「算数・数学が好き」「算数・数学がおもしろい」という子どもを育てたい。
多くの子どもたちは、学習に意欲的に取り組んでおり、問題に対して、図や式等を用いて正しい答えを求めようとしたり、仲間との対話を通してよりよい解法を見つけようとしたりしている。ところが、どのように対峙してよいか分からない問題に出会ったとき、解決への見通しがもてず、受け身になってしまう子どももいる。
しかし、将来、解決困難な問題に直面したとき、これまでに習得した方法知を活用しながら、よりよい解を見いだす力が求められる。そのような力を身に付けるために、事象を算数・数学の舞台にのせ、数学を活用して問題を解決することを通して、数学のよさに気付いたり、数学的活動そのものを楽しんだりすることができる子どもを育てていきたい。これらのことから、算数・数学科でめざす子どもの姿を「数学的活動を楽しむ子ども」とした。