学んだことを自己の生き方につなげて考える子ども
やまぐち学園がめざす人間像にある「よりよい未来を共に創り出す」ために、本教科では、「学んだことを自己の生き方につなげて考える」ことが重要であると考えている。自己の生き方につなげて考えることは、次の二つのことが重要である。一つは、人や社会、自然との関わりにおいて、自らの生活や行動について考えていくことである。これは、社会や自然の一員として、何をすべきか、どのようにすべきかなどを考えることである。二つ目は、自分にとっての学ぶことの意味や価値を考えていくことである。これは、取り組んだ学習活動を通して、自分の考えや意見を深めることであり、また、学習の有用感を味わうなどして学ぶことの意味を自覚することである。
これらの二つを生かしながら、子どもは学習の成果に達成感や自信をもち、自分のよさや可能性に気付き、自分の人生や将来について考えていくであろう。本教科では、この一連の過程を「よりよい未来を創り出す」ことそのものであると捉え、めざす子どもの姿を「学んだことを自己の生き方につなげて考える子ども」と設定した。