医学生教育
将来の医療を担う医学生の教育は大学病院の大事な要素の一つです。当科においても医学部教育を重視し,救急医療だけでなく人と関わる医師としての人間性を育むこと大事にした医学教育に努めています。診療参加型臨床実習として4-5年生のポリクリ・5-6年生のクリクラでは,講義では得られない実践的なシーンを提供し,指導に熱心な教官を多数擁する当科は学生からも高い評価を得ています。
救急救命士研修
救命救急医療は現場から既に始まっています。病院前の活動如何で患者の予後も変わり得ます。病院前を担う救急隊の質を高め,維持する教育はそのような意味でも重要です。当センターは消防学校における救急課程教育,救急救命士の卒前・卒後教育,再教育研修を通じて積極的に取り組んでいます。救急事例検討会を毎月開催し,現場活動へ生かせるフィードバックを行っています。また,メーリングリスト(サンキューネット)を開設し,山口県の各地域で活動されている医療従事者,救急隊ともやり取りを緊密に行っております。
様々な活動を通して,救急隊の方々とも良質な関係を得られていることも当施設の大きな特徴です。
On/Off-the-job Training
診療から得られるものは大きいということは論を待たないところですが,ある特定の場面を想定した状況を設定し,シミュレーションを行ってそれに備えることも大切です。当センターでは日本救急医学会認定のICLSコースを定期開催しており,受講生からも高い評価を得ています。また,JPTECTM・PEMECTMのインストラクターを多数擁しており,病院前診療教育において各地で活動や院内の教育にも貢献しています。その他,市民への啓発として当センター看護師,医師でAEDを広める会を結成しており,市民への啓発も行っています。
現在開催しているコース
- JPTEC
- ICLS
- MCLS
- PEMEC
※日程についてはお問い合わせください