臨床研修 -初期臨床研修医になる先生へ-
卒後臨床研修
将来何科を専攻するとしても,救急医療とは縁が切れないでしょう。当センターは3次救命救急センターとして,様々な領域にわたる重症患者を病院近隣のみならず県全域から受け入れております。年間1,000例を超える重症度も様々な患者の受け入れを行っており,研修に必要かつ十分な症例数があると自負しています。当院の卒後臨床研修プログラムでは「救急部門」として3か月の救命救急センター研修(他病院とのたすき掛けも可)が必修となっています(2014年度~)。卒後臨床研修指導医をはじめとした教育熱心な指導医のもと救急患者の初期診療から様々な医療機器を駆使した集中治療まで一貫した救命救急医療を経験できます。
山口大学医学部附属病院 臨床教育センターのホームページもご参照ください。
「救急医」が何をしているのか,また,救急医に興味のある方は,日本救急医学会「救急医を目指す君へ」をご参照ください。
専門研修 -専攻医になる先生へ-
山口大学救急科専門いしんプログラム
当センターでは基本領域学会専門医である「救急科専門医」を取得するためのプログラム,「山口大学救急科専門いしんプログラム」を用意しています。
基幹施設(当センター)では重症救急症例の病院前・初療・集中治療と経時的に診療に携わることができます。希望に応じてドクターヘリやドクターカー研修を行うことも出来ます。連携施設では,ER研修,地域医療研修を行うことが出来ます。希望によって柔軟にプログラムを組むことも出来ます。
詳細資料はこちらをご参照ください。
日本救急医学会「救急科領域専門研修プログラム」はこちらをご参照ください。
- 基幹研修施設
・山口大学医学部附属病院 - 連携施設:ER,地域医療研修を目的に3-18か月間
・山口県立総合医療センター
・国立病院機構 岩国医療センター
・宇部興産中央病院
・関門医療センター
・浜の町病院
・山口労災病院 - 連携基幹施設:ER研修を目的に3か月間
・独立行政法人地域医療機能推進機構 徳山中央病院
・労働者健康福祉機構 横浜労災病院
・福山市民病院 - 病院前診療:ドクターカー,ドクターヘリ,メディカルコントロール,災害医療
- 他の基本領域研修:外科,内科,小児科,整形外科,放射線科 等
その他の専門医研修
当センターは,3次救急病院かつ高度救命救急センターであり,また集中治療室をもつ大学病院の救命救急センターです。ドクターカーやドクターヘリの基地病院であり,地域の中核になる総合病院でもあるため,救急ならではの疾患(心肺停止,重症感染症,中毒,多発外傷
等)のみならず,様々な疾患に対応する能力を必要とします。基本領域としては「救急科専門医」を取得することになりますが,その他にサブスペシャリティーとして「集中治療専門医」,さらに希望により救急科以外の基本領域を研修することが出来ます。
現在も研修を終えたスタッフがそれぞれの得意な領域を生かし,集学的治療を展開しています。救急科専門医取得途中でも事前に相談することにより他領域研修が可能です。