新食材・商品の開発

風味に注目した新食材や加工食品の開発を行っています。

柑味鮎(かんみあゆ)

川魚特有の生臭さのイメージを解消し、より嗜好性の高い水産物を開発するため、椹野川漁協共同組合と共同で「柑橘(かんきつ)の香り」 をキーワードに、天然や通常の養殖にはない、「第三の鮎(あゆ)」の開発を行った。その鮎の身は、ほのかな柑橘の香りを有しており、 生臭さもなかった。そこで、「柑味鮎(かんみあゆ)」と命名し、商品化ならびに地域ブランド化に成功した。

山口大学スイーツ「Scent(セント)」

山口大学では、これまでブランド戦略の一環として、「大学まんじゅう」や日本酒「長州学舎」、大学せんべいなどの食品等を企画・販売してきたが、今回、在学生が普段気軽につまめる洋菓子を開発することを計画した。また、卒業式や入学式等のイベント時、学生の帰省時、教員の出張時でのお土産としても活用を期待する。また、卒業生が社会人になってからも、そのスイーツの香りを嗅ぐと(食べると)学生時代を懐かしく憶い出し、「山口大学愛」へ繋がる商品を目指した。その香りは、山口県特産の「ナツミカン」、「ユズ」を用いることを考え、つまみやすい洋菓子として、知名度の高いマカロン、ギモーブ、パウンドケーキを選定した。そこで、記憶に残る香りという意味で「Scent(セント)」と命名し、商品化に成功した。

山口餃子

コンビニや全国チェーンの弁当、スーパーの惣菜ではなく、山口県あるいは山口大学生の「ソウルフード」を目指し、株式会社ジー・テイストと共同で、これまでにない餃子の開発に成功し、学生食堂や居酒屋の新メニューおよび新たな餃子の食べ方を提案した。

感じるエクレール

山口県民や他県からの学生が社会人になって県外へ出たとしても懐かしく憶い出す商品を目指して、「山口県定番の菓子パン」の開発を計画した。老若男女に好まれるエクレアに注目し、シュー生地には県産小麦粉を使い、クリームは温感に影響を及ぼすミントと山口定番の夏ミカンを用い、風味に特徴化したエクレアを開発した。試食の結果、ミントクリームは冷感、爽やかさ、夏ミカンクリームは爽やかさ、酸味、ほろ苦さ、「山口」を感じるというアンケート結果により「感じるエクレール」と命名し、商品化に成功した。普段のおやつのみならず、卒業式や入学式等のイベント時、学生の帰省時、教職員の出張時でのお土産としても活用を期待する。

その他

1) JAとのグループ山口との連携により開発した「岩国れんこん明太」、自治体との開発中の食材、企業との開発中の加工食品などあり。

2) 山口県 新ブランド3食材とお酒との饗宴の開催。

資料