自己の生き方を追究する子ども
子どもたちは、表現力が豊かであり、物事への追究意欲が高い。一方、自分のよさや課題を伝えることに消極的な姿が見られたり、物事に自分事ではなく、他人事として考えている様子も見られたりする。以上の実態から道徳科でめざす子どもの姿を「自己の生き方を追究する子ども」と設定した。子どもたちは、これから先、多様な価値観が存在する社会の中で、「正解のない」問題と向き合うであろう。その際、自分の経験や授業で学んだことを生かしてどういう生き方を選択するのか、判断に迷ったときに仲間のどんな生き方を生かしていくのか、これからの自己の生き方の具体とは何かと、よりよい自己の生き方を追究していく。附属学校園の子どもたちが、「よりよい未来を共に創り出す人間」をめざして自己の生き方を追究していくことで、一人一人の豊かな人生につながってほしいと考え、上記の子ども像を設定した。