外国語を用いて主体的に他者と関わり自ら課題を解決しようとする子ども
外国語活動・外国語科では「よりよい未来」を、「文化や言葉、人権や民族の壁を越えて人類が共生することのできる社会」であると捉える。ますますグローバル化が加速していく社会の中で、子どもたちが社会人として生きる未来では、外国語を用いたコミュニケーションの機会は格段に増え、異文化理解や自分と立場や考えが異なる他者との相互理解が不可欠となる。そのような社会を生き抜くためには、外国語を用いて主体的に他者と関わる力が必要となる。つまり、「他者と関わる力」とは、自分の思いを伝える(発信する)とともに、相手の思いを共感的に理解する(受信する)の力と捉える。また、外国語科での「課題」を「自分の表現したいことをどう伝えたらよいかわからないが、何とかして伝えたいというギャップ」と考え、外国語科でめざす子どもの姿を「外国語を用いて主体的に他者とかかわり、自ら課題を解決しようとする子ども」とした。