対象や友達を自分との関わりで捉え、生活を豊かにしていく子ども
幼児期の子どもたちは、遊びで人・もの・ことと関わる中で心を動かし、自分の世界を広げていっている。生活科は、このようにして育ってきた子どもたちを確かな学びへと導き、より生活を豊かにしていく子どもへと育てていく教科であると考える。
そのために、生活科の学習では、身近な人々、社会、自然という対象と直接関わる活動や体験を通して、思いや願いを実現していく学習過程の中で、自分自身や自分の生活について考えていくことを大切にしている。学習過程では特に、対象と繰り返し関わったり、友達と思いや考えを交流したりする場を設定し、以前には気付かなかった新たな気付き生まれるようにしていく。このようにして得られた気付きは、確かな学びとなり、対象や友達を自分との関わりで捉えていくようになる。このことは、子どもたちが生活を豊かにしていくことに相違ない。以上のことから、生活科でめざす子ども像を上記のように設定した。