看護部の特徴
「山口大学医学部附属病院 看護部」では、看護職員が一丸となり「あたたかい看護の探求と実践」を理念として、大学病院ならではの質の高い看護実践をめざしています。
本院看護部の特徴について、3点ご紹介します。
1.新人看護職員への手厚い支援
新人看護職員を対象にした院内継続教育が充実しています。集合教育だけではなく、シミュレーター等を使った小グループでの技術演習、一人ひとりのニーズに沿ったスキルアップ研修の開催など、組織全体で新人看護職員の成長を支援しています。
また継続教育支援室を設置し、専従の看護職員が新人看護職員に対する精神的なサポートも行っており、安心して業務を遂行することができる環境を整えています。
2.人材育成システムによる自律した看護職員の育成
看護部では「目標管理」「人事評価」「キャリアラダー」を3本柱とした、自律した人材育成のためのシステムを構築しています。これらを活用することで、看護職員の成長とやりがいを支援しています。
このシステムを効果的に機能させながら、看護職員が「5年後の自分に夢が持てる」組織づくりをめざしています。
3.固定チームナーシング(ペアラウンド方式)による充実した看護提供体制
本院の看護提供方式は「固定チームナーシング(ペアラウンド方式)」です。これは固定チームナーシングを基盤とし、チームの中で看護職員2人がペアを組み、一緒に看護を実践する看護提供方式です。
これを取り入れた目的は、①患者・職員の安全、②良好なコミュニケーションによるチーム活動の促進、③ペアを組んだお互いの看護職員の成長の3つをめざしながら「看護の質を保証し、さらに向上させる」ことです。特に経験の浅い看護職員には「いつでも先輩がそばにいるので何でも聞ける」「安心して看護実践ができる」と非常に好評です。