A棟
A-12
主に血液のがん、糖尿病、内分泌疾患の患者さんを受け入れています。血液のがんでは、化学療法や造血幹細胞移植を受けられる患者さんに、副作用や合併症の早期発見と、症状の緩和・感染予防・長期療養に対する精神的支援を、糖尿病患者さんにはインスリンや血糖測定・療養指導を行っています。退院後に患者さんが自分らしい療養生活を継続して送ることができるように、入院時から在宅での感染対策等も含めた指導を行っています。
若手スタッフより
化学療法や造血幹細胞移植では、強い副作用が出ることが多く、全身状態のアセスメントを行い、状態に応じたケアを実施しています。また退院後も安心して過ごしていただけるようにご家族を含めた指導を行い、必要時には多職種で連携し自宅環境の調整を行っています。患者さん、ご家族との関わりを通して、身体面だけでなく精神面、社会的側面を含めた看護について日々学んでいます。今後も患者さんやご家族に寄り添える看護師を目指して頑張りたいと思います。

A-11
主に眼科、脳神経外科、放射線科の患者さんを受け入れています。眼科では、視力が低下している患者さんが、安全・安楽に入院中の生活を送ることができるように、ADL介助や点眼指導、退院支援に力を入れています。高齢により、さまざまな合併症を併発している患者さんも多く、他の疾患の知識や看護技術も必要となります。脳神経外科では、血管内治療の術前術後の患者さんに対して、A棟10階と連携しながらリハビリテーションを継続し、ADL自立への支援を行い、転院・退院の調整をしています。放射線科は、主に核医学治療や検査を受ける患者さんが入院されており、患者さんが安心してそれらを受けられるようにサポートしています。
若手看護師からのメッセージ
眼科は主に局所麻酔の手術が多く、早くて1泊2日の入院を予定している患者さんが対象となります。入職当初は手術件数や入退院数が多く、こなすことに必死でしたが、卒後2年目の今は、手術や退院後の生活、視力低下に対する患者さんの不安を傾聴し、必要な退院支援を速やかにチーム全体で考え、ケアに当たっています。脳神経外科は疾患や治療、検査だけでなく、多職種と連携しながら転院・退院調整をする力を身に付けることができます。リハビリテーションを継続し、日々回復していく患者さんを間近でみることは、とても嬉しくやりがいを感じます。放射線科は核医学の知識や検査介助を学ぶことができます。経験豊富な先輩方にいつでも相談できる環境があるため、安心・安全に看護を実践し、少しずつ成長することができます。


A-10
脳神経外科の単科の病棟です。脳卒中、脳腫瘍、神経外傷、てんかん、パーキンソン病の患者さんが入院しています。運動機能障害や四肢麻痺を有する患者さん、認知機能の低下や意識障害を呈している患者さんを対象に看護しています。栄養士・言語聴覚士とカンファレンスを定期的に開催し、多職種で身体や嚥下機能のリハビリテーションを実施しています。また、患者さんを取り巻く環境の安全を確保しながら自立を促す支援をしています。
先輩看護師からのメッセージ
A棟10階の患者さんは、脳疾患のため四肢麻痺を有することが多いです。麻痺の回復には、早期にリハビリテーションを実施することが大切であるといわれています。看護師として患者さんの能力を最大限に生かして、自宅退院や社会復帰できるように、日々意識しながらケアを実践しています。また、脳疾患は突如発症するのが特徴です。本人、ご家族ともに精神的苦痛が大きいため、必要に応じてこころと体のサポートチームに介入を依頼し、苦痛の緩和に努めています。

A-10SCU
SCU(脳卒中ケアユニット)は脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)の患者さんの急性期治療、再発防止およびリハビリテーションを、患者さん3名に対して看護師1名の看護体制で支援しています。また、脳卒中療養相談士の資格を持つ看護師が、入院患者さんをはじめ、外来患者さん、一般市民の皆さんの相談に対応しています。
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師からのメッセージ
SCUは全身状態や神経学的所見のモニタリングを密に行い、異常の早期発見やケアをスタッフ全員で実践しています。五感をフルに使った看護の力が患者さんの回復につながると信じて、日々取り組んでいます。

A-9
主に呼吸器・感染症内科と脳神経内科の患者さんを受け入れています。呼吸器・感染症内科は、主として呼吸器症状、脳・脊髄・末梢神経・筋肉等の疾患からくる全身症状を観察し、日常生活の介助から人工呼吸器の管理まで、幅広い看護を実践しています。また、厳しい告知の受容に寄り添うことも多くあります。
疾患と共に生きる患者さんへ精神的・身体的に寄り添い、日常生活の延長線上にある“未来”にも関わる、「看護」そのものを追求しています。
先輩看護師からのメッセージ
A棟9階では、医師を含む他職種カンファレンスを定期的に実践しています。患者さんの情報共有や治療方針、目標設定について話し合い、患者さんにとって、よりよい医療の提供につながることを目指しています。また、患者さんやご家族に寄り添った看護を大切にしながら、ACPにも積極的に取り組んでいます。

A-8
当小児科病棟は、山口県唯一のこども医療センターとして、精査や治療を要するあらゆる疾患の子どもを受けいれています。安心して入院生活を送ることができるよう、子どもやご家族へ寄り添い、あたたかい看護の実践に努めるとともに、入院中でも個々の成長発達促進を大切にし、保育や院内学級など、多職種と連携して支援しています。また、退院後も安心して生活ができるよう、地域とのシームレスな連携も図っています。
先輩看護師からのメッセージ
私たちは子どもの権利を大切にし、子どもが安全に、安心して治療が受けられるようプレパレーションの実践に日々取り組んでいます。


A-7
主に精神疾患の診断、治療を行う病棟です。こころの病気を抱えた方と、そのご家族を支援しています。精神疾患があり、身体の検査・手術・治療を行うこともあります。入院病棟は開放病棟と閉鎖病棟があり、患者さんの病状によって異なります。多職種カンファレンスが活発で、それぞれの職種が専門性を発揮し、チームで患者さんに関わっています。看護師はその一員として、患者さんの回復のお手伝いをしています。身体合併症を有する患者さんに、安全で質の高い、かつ、あたたかな看護が提供できるよう、日々励んでいます。
若手スタッフからのメッセージ
神科神経科は、患者さんの特性や背景等を踏まえ、個別性に応じた介入をしていくため、同じ疾患であっても関わり方が異なり、対応に悩むことがあります。身体面、精神面、社会面からのアセスメント能力も培われます。当病棟は相談しやすい環境で、一人で抱え込まずにチームで話し合いをしながら看護を実践しています。また、身体疾患を合併している患者さんも多く入院されており、看護の幅広い知識やスキルを身に付けることができます。

A-6
24床の産科病棟です。妊娠期から産後まで、母児が安心して過ごすことができるよう、切れ目のない支援をすることを目指しています。母体胎児部門も担っており、24時間体制で地域から母体搬送を受け入れて、ハイリスク妊婦の管理やハイリスク分娩に対応しています。新生児部門と連携し、母児の愛着形成の促進と退院後の生活を見据えた育児指導を行っています。また、退院後に支援を必要とする母児を地域へスムーズにバトンタッチするために、カンファレンスや母子等要支援者連絡票を用いて地域の保健師とも連携をしています。
先輩助産師からのメッセージ
妊娠・分娩・産褥経過が一人ひとり異なる中で、患者さんが安心して妊娠の継続・出産・育児に取り組めるよう、個別性のあるケアの実践に努めています。ハイリスク妊産婦さんが多いため、日々の助産実践に不安もありますが、先輩方からいただいたアドバイスや毎日の学びを深めながら、自信に繋げています。赤ちゃんが元気に産声をあげ、お母さんの笑顔を見られた時がやりがいを感じる瞬間です。私たちと一緒にお母さんと赤ちゃんの成長を支援しましょう。

A-6NICU
新生児集中治療室です。早産児、低出生体重児、合併症を伴って出生した新生児が元気に育つことを目指し、24時間365日体制でチーム一丸となって、集中治療を通して子どもたちの成長を支援しています。ディペロップメンタルケアの一環である光や音刺激の調整、子どもの体位・姿勢などの工夫を行い、発育途上の児の成長発達をサポートしています。また、早期からのタッチングケアやカンガルーケアをご家族と共に実践し、ご家族と一緒に「子どもを育むケア」を行っています。握り返してくれる小さな手の力強さが、私たちNICUスタッフの大きな原動力です。
ベテラン看護師からのメッセージ
NICUでは、小さな体で一生懸命生きようとする赤ちゃんとご家族の心のケアを大切にし、自分で症状を訴えられない赤ちゃんと、ご家族の思いに寄り添いながら、多職種がチームとなって関わり、治療を行っています。
NICU看護師の一番のやりがいは、赤ちゃんの成長を日々感じられることです。ハイリスクな状態で生まれた赤ちゃんが無事に退院を迎えたときは感慨無量で、看護師としての大きな喜びです。

A-6GCU
新生児治療回復期といって、全身状態が不安定な赤ちゃんが、治療や成長を待ちながら退院前の準備を行うところです。そのため赤ちゃんの個別性に応じた育児練習(授乳、おむつ交換、沐浴、抱っこなど)が必要となります。医療処置が必要な場合はスタッフがサポートし、ご両親の不安が少ない状態で自宅退院を迎えられるようにチーム一丸となって取り組んでいます。赤ちゃんの可愛さが何よりのやりがいです。
先輩看護師からのメッセージ
自分の思いや希望をまだ発することができない赤ちゃんたちに寄り添い、赤ちゃん一人ひとりにとってより良い看護とは何かを常に考えながら看護をしています。経験豊富な先輩看護師のアドバイスを仰ぎながら、他職種で連携して、チーム医療を行っています。小さく生まれ、自力で呼吸したり、お乳を飲んだりすることができなかった赤ちゃんが退院できる状態まで成長していく姿、そして、育児指導や社会資源の調整を行うことで、ご両親が自信をもって赤ちゃんを自宅に連れて帰る姿を拝見したとき、とてもやりがいを感じます。

手術部
当院の全診療科を対象とし、手術を行う中央診療部門です。手術室看護は、器械出し看護と外回り看護に分かれています。器械出し看護は、患者さんの手術に応じて直接的に手術介助を行います。術式は複雑かつ多様化し、スタッフには高度な専門的知識と技術が求められます。外回り看護は、目の前にいる患者さんの「今」に寄り添い、訴えに耳を傾けることで問題を的確に抽出しています。また、患者さんやチーム間のコミュニケーションを大切にし、周術期患者さんに対して安全で安心な医療の提供に努めています。
2年目スタッフからのメッセージ
手術部では、毎日多くの患者さんに対して手術という人生の一大イベントの看護を提供しています。学ぶことが多く、緊張感のある毎日ですが、他職種と協働し、手術を成功させるために力を尽くすことは、とてもやりがいのある仕事です。今後もより良い手術看護の提供に努めていきたいと思います。

A-3
集中治療室(ICU)です。脳、心臓、肺、肝臓、腎臓など、さまざまな臓器の機能が低下した患者さんや、感染症が重症化して、全身的な影響を及ぼすような患者さん、長時間に及ぶ大手術(心臓・大血管手術、食道手術、肝臓手術、脳外科手術、移植術など)後の患者さんの機能回復をはかるために集中的な診療を行っています。手術侵襲の大きな患者さんに対し、患者さんの一番近くで、24時間体制で継続看護を行います。患者さんの全身を注意深く観察し、バイタルサイン、心電図などの生態モニター、尿量などの情報を元に、的確にアセスメントしています。また、人工呼吸器や輸液ポンプ、その他の医療機器の作動状況も常に確認しています。医師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士など、多職種で患者さんに関わり、異常の早期発見、苦痛緩和、早期離床などに努めています。
先輩看護師からのメッセージ
ICUは、重篤な状態の患者さんや長時間に及ぶ手術後の患者さんが入室されるため、病状悪化のリスクが高く、幅広い知識と看護師の丁寧な観察が必要になります。緊張や不安を感じることもありますが、集中治療領域のスペシャリストが、経験の浅い看護師に対する指導・教育に力を注いでいます。また、多職種と連携・協働して、患者さんやご家族にとって、より良い医療・看護が提供できるようにチーム一丸となって取り組んでいます。

A-1
先進救急医療センターです。山口県の救急医療の最後の砦として、全国でも数少ない「高度救命救急センター」の役割を担っています。命に直結する病状の患者さんをはじめ、四肢切断、重症熱傷、急性中毒などの患者さんを受け入れ、患者さんの病状のステージに合わせた適切なケアを行い、不安や危機状態にあるご家族への支援をしています。プレホスピタル(現場)から初療、集中治療まで、救急科医師と各診療科医師、看護師、救急隊員、そしてすべてのコメディカルが協働して、救急患者さんの集学的治療を行っています。初療室と救急外来、病棟を併せ持ち、ドクターカー、ドクターヘリの運行にも携わっています。若手看護師からスペシャリストまで所属し、共に学び合い、支え合い、救急看護師として成長できます。患者さんの疾患や病状が多岐に渡ること、多くの医療機器を取り扱う必要があるなどの大変さはありますが、ここでの経験と学びはこれから出会うすべての患者さんの看護に活かすことができます。
先輩ナースより
救急・重症患者の看護は、看護師だけではなく医師やリハビリスタッフ、薬剤師など多職種と協働して、日々患者さんにとって、よりよい看護とは何かを話し合い、探求して実践しています。病気と向き合う患者さん・ご家族に寄り添い、今、自分に求められていることは何かを考えて看護しています。学ぶことが多く大変さを感じることもありますが、仕事にとてもやりがいを感じています。

B棟
B-10
主に消化器内科、整形外科、皮膚科の治療や検査を受ける患者さんが入院されています。検査や治療の際は安全に配慮した看護の実践と、患者さんが安心して療養できるような看護を心がけています。消化管出血などの緊急入院も多く、幅広く対応できるスキルが必要です。また、慢性期疾患やご高齢の患者さんが、退院後の生活に困らないよう、患者支援センターと連携して退院支援を行っています。山口県肝疾患コーディネーターを取得した看護師も在籍しており、肝疾患センターと連携して肝臓病教室を開催しています。
先輩看護師からのメッセージ
当病棟では急性期から慢性期までさまざまな疾患の患者さんが入院されます。入退院を繰り返される患者さんも多く、生活指導や在宅療養支援、症状緩和など、患者さんの状態やライフステージに合わせたケアはもちろん、心に寄り添った精神的なサポートが必要です。そのため、医師やコメディカル、地域の医療機関、在宅医療機関と連携をとりながら多職種でチーム医療を行っており、幅広い視点で看護を実践しています。

B-9
主に循環器内科や膠原病感染症内科、呼吸器内科、麻酔科で治療や検査を受ける患者さんが入院されています。急性期から回復期まで幅広いケアを行いますが、急性期の患者さんは急変する可能性が高いため、自覚症状や検査データ、心電図モニター変化などを観察しながら異常の早期発見に努めています。疾患によっては入院が長期化することもあるため、多職種(医師・薬剤師・管理栄養士・理学療法士・作業療法士)と連携し、入院生活のサポートを行っています。回復期や慢性期の患者さんに対しては、退院に向けての生活指導を実施しています。
看護師長からのメッセージ
当病棟では、循環器内科、膠原病感染症内科、呼吸器内科、麻酔科の患者さんに対し、薬物療法やカテーテル治療、抗がん剤治療、放射線治療、神経ブロック治療などの専門的な治療を行っています。多職種とのカンファレンスや協働により、入院中はもちろん、退院後も「シームレスな診療連携と包括的な支援体制で、大切な命とご家族をサポート」することに力を入れています。

B-8
主に腎・泌尿器科、皮膚科・形成外科で治療を受ける患者さんが入院されています。3診療科あり、対応する疾患は多岐にわたりますが、本人やご家族の思いを大切にして、安心して希望する場所に帰れるように支援しています。患者さんの状態を考慮しながら、検査や手術、化学療法に対する看護だけでなく、創傷処置やストーマ管理などさまざまなケアを行い、自立に向けた看護に力を入れています。また、リハビリなど他部門とも協働しながら、退院前後訪問や患者指導にも力を注いでいます。スタッフ一人ひとりが患者さんの退院後の生活を見据えて看護に取り組み、笑顔を忘れずに関わっています。
若手スタッフからのメッセージ
当病棟では、外科的治療から抗がん剤などの内科的治療まで幅広い治療に関わることができます。入院時から退院後の生活を考えた個別性のある看護について学びながら取り組んでいます。経験豊富な先輩方にいつでも相談できる環境があるため、日々学習し、少しずつ成長できています。

B-7
主に骨、筋、靭帯、神経などの運動器全てを対象に、整形外科で治療を受ける患者さんが入院されています。看護の対象年齢層は小児から高齢者まで幅広いです。治療は手術、薬物治療、放射線治療があります。術後は早期離床をモットーに、退院後の生活を見据え、患者さんの状態に合わせてリハビリテーションを行っています。特に、シャワーベッドを使った清潔ケアや、ベッドサイドにポータブルトイレを置かないケアに力を入れています。また、緩和ケアセンターや患者支援センター等と連携して、退院後にその人らしい生活ができるよう支援しています。
先輩看護師からのメッセージ
整形外科病棟は急性期病棟であり、多くの手術が行われています。周術期には合併症の有無の確認や疼痛コントロール、日常生活の支援を行い、早期離床に向け看護を行っています。また、入院時より患者さんの退院後の生活を見据えて、多職種と連携しADL拡大のため日々サポートしています。一方、悪性腫瘍により化学療法を行う患者さんもおられますので、治療だけではなく精神面のケアも含めて看護しています。私たちの病棟は幅広い年齢層と関わり、退院後にその方々が新たなスタートを切ることができるよう支援しています。

B-6
主に耳鼻咽喉科・頭頚部外科、婦人科で治療を受ける患者さんが入院されています。治療は手術療法やがん薬物療法、放射線療法等を行っています。緊急入院が多い病棟ではありますが、常にあたたかな看護、丁寧な看護を目指しています。退院後も医療処置が必要な患者さんには、手技の獲得のための説明を行っています。
患者さんの退院後の生活を見据え、患者さんが望む退院後の生活を支えられるように、訪問看護や訪問診療などに繋げています。
そのために医師、看護師、薬剤師、言語療法士、MSWなどの多職種スタッフとカンファレンスを行い、連携を取りながら退院支援を行っています。
先輩看護師からのメッセージ
看護師という職業は想像以上に大変で辛いときもありますが、それ以上に得るものが多く、自分自身の成長に繋がっていると感じています。看護師は患者さんにとって最も身近な存在です。患者さん一人ひとりの個別性を尊重し、安心・安全に配慮した看護を提供するとともに、退院後を見据えた切れ目のない支援を行っています。一緒に患者さんに寄り添った看護を提供していきましょう。

B-5
消化管外科・肝胆膵・移植外科・乳腺-内分泌外科で治療を受ける患者さんが入院されています。がん治療を主に担い、手術・がん薬物療法治療を中心に、検査から緩和ケアまで幅広く行っています。手術に対する精神的看護はもちろん、呼吸・循環状態・栄養状態・術後管理、入院中の生活の場となる病室環境まで、全ての生活援助を24時間切れ目なく看ています。治療後は、歩いて帰れるように術直後からリハビリに力を入れています。当病棟では、医師と共に疾患別グループで回診やカンファレンスを行い、最善の治療を提供できるようチーム医療を進めています。
若手スタッフから
食道~肛門までのさまざまな消化器疾患や周術期の看護を学ぶことができます。患者さんが安心できるように、希望に沿った入院生活支援や、早期の退院を目指した看護を提供しています。ストーマ管理など、患者さんへの指導にも積極的に取り組んでいます。

B-4
主に心臓血管・呼吸器外科、消化器外科、乳腺・内分泌外科、歯科口腔外科で治療を受ける患者さんが入院されています。日々の医療技術の進歩に応じた、多種多様な疾患に対する周術期看護を中心に、化学療法やがん看護など多岐にわたる看護を実践しています。緊急の処置や検査も多く、状態の変化を見逃さないように注力しています。医療の高度化により、在院日数も短くなり、退院後の生活を見据えて他職種と協力して行うチーム医療が必須です。教育にも力を入れており、多角的な側面から周術期看護を極めることができる、やりがいを持てる病棟です。
若手スタッフより
心臓・呼吸器・消化器・歯科口腔外科などの周術期患者の看護を実践しています。学生の時に実習で学んだ技術や知識を深め、看護師として多くの経験ができます。入職時より、外科で学び培った技術や知識は、他科でも活かすことができます。看護師として最初に働く科や、どこから学んでいけばよいか悩んでいる方は、是非私たちと一緒に働きましょう。

外来・診療部門
外来棟
当院は特定機能病院としての役割を担っており、外来は34診療科に細分化され、診療を行っています。医学の進歩とともに外来で行える治療や検査が増え、それらに対応する高度な専門的知識や技術が求められます。
また、外来は最初に患者さんを受け入れる場所であり、病院の医療や看護の質を印象付ける大切な部署です。受診された患者さんのニーズに応えられる高い専門性と素早くアセスメントする能力、不安や悩みを傾聴するコミュニケーション能力が求められます。
外来という限られた時間の中で患者さん一人ひとりに向き合い、どのような支援をすれば患者さんに最良の医療が提供できるか他職種と連携し、考え、患者さんやご家族が安心して療養や通院ができるようサポートしています。
看護師からのメッセージ ~「その瞬間」を大切に~
外来では、患者さんの必要な情報収集とアセスメントを短時間で行い、その中でニーズに合った「必要なケア=看護」を他職種連携を図りながら提供することが求められます。患者さんが安心して通院、治療が行えるように、医療と生活の両面から支援できる外来看護を目指し、取り組んでいます。外来受診時の限られた時間の中で意思決定に寄り添い、不安な訴えに共感して傾聴する「その瞬間」を、これからも大切にしていきたいと思います。

検査・診療部
検査・診療部では放射線部、光学医療診療部、超音波センター、血液浄化療法センターと連携しながら、さまざまな検査・治療を患者さんが安心し、安全に受けられるよう診療を支援しています。検査・診療部にはIVR認定看護師、消化器内視鏡技師、透析技術認定士等の専門的な知識を有した看護師が多く、さまざまな疾患を持つ患者さんの検査や治療を介助しています。多職種と協働し専門的な知識、経験を習得しながら、幅広い視点で患者さんに関わることができる部署です。検査介助を行う中で、検査や治療に不安を抱えた患者さんへの声かけや、心のケアを大切にした看護を実践しています。

患者支援センター
患者支援センターは、患者相談部門(相談窓口)・地域連携部門(外来支援)・入退院支援部門(入院支援、退院支援、在宅支援)に分かれ、看護師・医療ソーシャルワーカー・事務など多職種と協働しています。入院前には、安心して入院中の生活や治療に専念できるように説明を行っています。また、退院後の生活を見据え、患者さんやご家族が安心して地域の暮らしに戻れるよう、地域の医療機関や在宅医療への橋渡しをしています。患者さんとご家族の尊厳と権利を尊重し、その人らしさを大切にした支援を行っています。