11月に参加してきた第13回 CSJ化学フェスタ 2023で、M2の松本君が優秀ポスター賞を受賞しました。おめでとうございます!
P5-077 松本 大輝 (山口大院創成科学)
{V18}ポリオキソメタレートからなるフレームワーク構造体における結晶水吸脱着に伴う相変態および潜熱
リンク:https://www.chemistry.or.jp/news/information/13-csj-2023.html
11月に参加してきた第13回 CSJ化学フェスタ 2023で、M2の松本君が優秀ポスター賞を受賞しました。おめでとうございます!
P5-077 松本 大輝 (山口大院創成科学)
{V18}ポリオキソメタレートからなるフレームワーク構造体における結晶水吸脱着に伴う相変態および潜熱
リンク:https://www.chemistry.or.jp/news/information/13-csj-2023.html
日本化学会中国四国支部大会・山口大会で学生さん(大坪さん、和田君)がポスター賞を受賞しました。おめでとうごさいます!
発表番号:2PA-28
発表者:和多陸斗
発表題目:{V18}ポリオキソメタレートからなるネットワーク構造における架橋金属の固溶化
発表番号:2PA-21
発表者:大坪由季乃
発表題目: ptaH・X(X=Cl, Br, I)の作製と結晶構造
鈴木先生が分析化学会・奨励賞を受賞されました!本当におめでとうございます!!! 研究室でお祝いです!
研究業績: 「金属錯体の特性を利用した分離・分析機能の開発」
リンク:https://www.jsac.jp/commendation/list/
鈴木先生が進められている研究について論文発表です。
Emergence of the super antenna effect in mixed crystals of ytterbium and lutetium complexes showing near-infrared luminescence
RSC Adv., 12, 30598–30604 (2022)
Atsuko Masuya-Suzuki,, Satoshi Gotob, Rika Nakamurab, Ryunosuke Karashimadab, Yasuhiro Kubotaogoc, Ryo Tsunashima and Nobuhiko Iki
分子結晶中における異なる分子間に働いている相互作用によって、SLやエンジンのピストンの様に動くことがわかりました。ピストンの線形(一方向)の運動は、クランクを介して回転運動に変わることがエンジンやSLの機械機構です。今回の論文では、温度を上げた際におこる線形の熱膨張がスライダクランク機構よって分子の回転に変換されることを結晶学的に明らかにしました。
タイヤやホイールのような回転はまだ実現できていませんが、とても小さな分子の世界であっても、それぞれの分子やイオンの動きの軌跡は単純な幾何で良く説明できました。このことは、機械は一般的にパーツの強度が求められ例えば紙のような柔らかい材料ではでスライダクランク機構を作れません。その点、分子をパーツにした機械もまんざら無理な話ではない、ということを今回の研究は示しています。
表紙にも選んでいただけ、SL山口号をモデルにしました。
Slider-crank Mechanism in a Molecular Crystal: Conversion of Linear Thermal Expansion of Lattice to Circular Rotation of Coordination Chain
Ryo Tsunashima, Naomi Fujikawa, Misaki Shiga, Sayu Miyagawa, Shiori Ohno, Atsuko Masuya-Suzuki,Tomoyuki Akutagawa, Kiyonori Takahashi, Takayoshi Nakamura and Sadafumi Nishihara
CrystEngComm, 2022, 24, 5865 - 5869
イタリアのリミニで開催された錯体化学に関する国際会議(ICCC2022)に出席してきました。全ての国際会議がオンラインか延期になって数年が経ちましたが、コロナ禍以降はじめて対面での国際会議で離国しました。最後に海外学会に出席したのが2019年でしたので3年ぶりでした。キックボードでの移動がとても快適で、早く日本にも導入されてほしいものです。
国内の会議・学会も対面が増え、9/19からは分子科学討論会(横浜)に学生さんも発表するなど、すこしづつ昔の感じが戻ってきています。
昨年度は中止された卒業式、今年は無事に開かれました。子供の卒園式と重なってしまい参加できませんでしたが、遅くなりましたが皆さん卒業・修了おめでとうございます。
研究室の知念君(学部長表彰)と渡さん(研究科長表彰)が表彰を頂きました。二人ともおめでとうございます。渡さんは学部卒時と併せて二回目の受賞ですね。頭が下がります。思えば一年前の追いコン以降、研究室での飲み会を自粛してから一年。お祝いをみんなで出来ないのは寂しいものです
論文賞を受賞しました(2020年12月)。
BCSJ Award Article
Y. Uezu, R. Tsunashima,* C. Tanaka, M. Fujibayashi, J. Manabe, S. Nishihara, and K. Inoue “Spin Crossover between the High-Spin and Low-Spin States and Dielectric Switching in the Ionic Crystals of a Fe(II) [2 x 2] Molecular Grid” Bull. Chem. Soc. Jpn., 93, 1583-1587 (2020)
(1)卒業生 上江洲君(2018年3月 修士卒)の成果をまとめた論文がBull. Chem. Soc. Jpnに受理されました
Spin Crossover between the High-spin and Low-spin States and Dielectric
Switching in the Ionic Crystals of a Fe(II) [2 × 2] Molecular Grid
Bull. Chem. Soc. Jpn, 2020, 93, 1583-1587 (2020)
Yuta Uezu, Ryo Tsunashima,* Chiaki Tanaka, Masaru Fujibayashi, Jun Manabe, Sadafumi
Nishihara and Katsuya Inoue
(2)卒業生 藤林君(2018年3月 博士卒)の成果をまとめた論文がAngew. Chem. Int. Ed.に受理されました
Structural Phase Transitions of a Molecular Metal Oxide
Angew. Chem. Int. Ed., 2020, 59, 22446-22450 (2020).
Masaru Fujibayashi, Yu Watari, Ryo Tsunashima,* Sadafumi Nishihara, Shin-ichiro Noro, Chang-Gen
Lin, Yu-Fei Song, Kiyonori Takahashi, Takayoshi Nakamura, and Tomoyuki
Akutagawa
先日、CrystEngComm(RSC)に受理された論文が高い評価を受け、「07 April 2020, Issue 13」の表紙になり、TOP10-HOT Articlesにも選ばれました。
表紙 リンク
HOT Articles リンク
Doping of Metal-free Molecular Perovskite with Hexamethylenetetramine to
Create Non-centrosymmetric Defects
CrystEngComm, 2020, 22, 2279-2282
Hagino Morita, Ryo Tsunashima,* Sadafumi Nishihara and Tomoyuki Akutagawa
修士2年の 森田萩乃 さんの研究成果をまとめた論文が、RSCの”CrystEngComm”に受理されました。
”Doping of Metal-free Molecular Perovskite with Hexamethylenetetramine
to Create Non-centrosymmetric Defects”
Hagino Morita, Ryo Tsunashima, Sadafumi Nishihara and Tomoyuki Akutagawa
CrystEngComm, (2020)
【概要】
ICチップや人感センサーに用いられる強誘電体は有害や希少な金属を多く含み、特に、高機能な材料には複数の金属を混合した物質が用いられます。周期表にある金属は、似て非なる個性をそれぞれが持ち、実はこれらを混合することによって全く新しい優れた性質を生み出すこともできます。例えば、すずと鉛をブレンドした「はんだ」が良い例です。スズとも鉛とも異なる低い融点を示し、無機材料化学の面白いところ・醍醐味です。
残念ながら、金属イオンはどのようにしてブレンドしても、毒性と環境負荷だけは変えることができません。そのため、無機化合物に匹敵する性能を持つ材料を金属一切用いず開発する化学が必要とされています。中でも私たちはこれまで、優れた強誘電体として有名なペロブスカイト型化合物を、簡単な有機分子とアンモニア、臭化物イオンから作れることを報告しました。今回の研究では、無機材料の様に複数の成分をブレンドできるか?という処にチャレンジしました。検討の結果、hmtaとdabcoと呼ばれる分子を用いることで、「対称性」の違いを個性としたブレンドが可能であり、それに伴って誘電性が変化することを明らかにしました。
機能材料(シーエムシー出版)にて研究成果を発表しました。
「非対称な分子の回転運動を利用した金属フリーペロブスカイト型強誘電体」 森田萩乃、綱島亮
2月号、42-49ページ
★マレーシアのクアラルンプールで行われたACCC7 (第7回アジア錯体会議)に出席し発表してきました。
・綱島(OF19):Solid-state Properties of Molecular Metal Oxide; Functionality
Designed by Intercluster Space
・志賀(PF15):Desorption of volatile ligand under temperature gradient in the
single crystal of dabco-based coordination polymer
・渡(PF14):Temperature induced molecular deformation of the organicpolyoxometalate
hybrids
ACCC7のHPhttps://accc7.org.my/
★立て続けて、上海で行われた日中シンポジウム「有機固体の伝導・光伝導とその関連現象」にも参加しました。日本と中国の交流を兼ねて行われている30年ちかい(or以上)の歴史があるシンポジウムです。3年に一度の頻度で日本と中国で交互に開催、今年は上海でした。
・綱島(IL66):Molecular metal-oxide; exploring the fine synthetic method and
designing solid state property
・志賀:Chromotropism in a two-dimensional dabco-based network structured by
hydrogen bond formation and metal coordination
HP:http://chem.ecust.edu.cn/_t225/13jsos2019/main.htm
ポルトガルのTomarで開催された分子固体の物性科学に関する国際会議「13th International Symposium on Crystalline Organic Metals, Superconductors and Magnets (ISCOM2019)」に参加・発表してきました。
・ポスター発表: 志賀 美咲(P34)、森田 萩乃(P03)
Tomarはポルトガルの首都リスボンからバスや電車で1.5h程度離れたところにある小さで街です。建物の壁も石畳も真っ白で、天気も良かったのでとてもきれいな街並みでした。街の中には小高い丘があり、頂上にあるキリスト教修道院は世界遺産です。
9/17-20の期間で行われた第13回分子科学討論会に参加・発表してきました。
・口頭発表:2D10 志賀美咲
・ポスター発表:2P033 森田萩乃、2P047 宮崎雄一郎、3P045 渡優
9/5に学内で行われた物質構造解析研究会にて修士課程の三名がポスター発表し、M2の森田さんがポスター賞を受賞しました。おめでとうございます&ありがとうございます。
2019年3月に行われた日本化学会 第99春季年会の物理化学セッションで発表した当時D3の藤林君が受賞しました。
発表番号 :2D3-37
発表題目:n-ブチル基を表面修飾したBasket型ポリオキソ メタレートの構造相転移