アジアの国際美術展(一)
光州ビエンナーレ
・配布資料:「光州ビエンナーレ関連資料抜粋」
1.光州ビエンナーレの歴史
◆第9回光州ビエンナーレ―ラウンド・テーブル 〈スライド〉
会期:2012年9月7日(金)〜11月11日(日)
会場:光州ビエンナーレ・ホールほか
2.光州ビエンナーレ(第1回〜第4回) 〈スライド〉
1995年 境界を越えて/Byond the Borders
1997年 地球の余白/Unmapping the Earth
2000年 人+間/Man + Space
2002年 _止_ /Pause
3.光州ビエンナーレ(第5回〜第8回) 〈スライド〉
2004年 一塵一滴/A Grain of Dust A Drop of Water
2006年 熱風変奏曲/Fever Variations
2008年 年次報告/Annual Report
2010年 万人譜/10000 Lives
◆光州事件
光州市で1980年5月18日から27日にかけて起こった、活動家、市民、学生らによる民主化運動と韓国軍の衝突。
5月18日、戒厳司令部が金大中ら26人を逮捕、金泳三を自宅軟禁。政治活動の停止、言論・出版・放送などの事前検閲、大学の休校など戒厳布告が発表される。
5月25日 第三次市民大会(5万人)。「金大中の釈放」「戒厳令撤廃」を要求。
5月27日 韓国軍が市内全域を制圧。市民に多数の死傷者が出る。※韓国映画「光州5.18」(2007年制作) 〈スライド〉
◆第8回光州ビエンナーレ
会期:2010年9月3日(金)〜11月7日(日)(66日間)
テーマ:万人譜
会場:ビエンナーレ展示館、光州市立美術館、甲州市立民俗博物館、民俗体験館、良洞市場
展示作品数:約9,000点
参加作家:134作家・グループ
◆マッシミリアーノ・ジオーニ (1973 - ) 〈スライド〉
2003年 ヴェネツィア・ビエンナーレ第50回国際美術展 共同キュレーターの1人
2004年 マニフェスタ欧州現代美術ビエンナーレ 共同キュレーターの1人
2010年 光州ビエンナーレ2010総合監督
2013年 ヴェネツィア・ビエンナーレ第55回国際美術展総合監督1. サーニャ・イヴェコヴィッチ(クロアチア)《バリケードについて》(1)、(2)、(3) 2010年
2. フランコ・ヴァッカリ(イタリア)《あなたのつかの間の訪問の記しを写真で壁に残してください》(1)、(2)、(3) 1972/2010年
3. ペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイス(スイス)《可視世界》(1)、(2)、(3) 1986-2001年
4. 大竹伸朗(日本)《スクラップブック》(1)、(2)、(3)
5. ハンス=ペーター・フェルドマン(ドイツ)《9月12日の一面記事》(1)、(2)、(3) 2001年
6. 趙樹同(チャオ・シュートン)、王廣義(ワン・グァンイー)ほか(中国)《収租院》(1)、(2)、(3)、(4) 1974-78年
7. チェ・ビュンス(韓国)《李韓烈(イ・ハンニョル)の肖像》(1)、(2) 1987年
8. トゥール・スレン収容所写真(カンボジア)(1)、(2) 1975-79年
9. イデッサ・ヘンデレス(ドイツ)《パートナーたち(テディ・ベア・プロジェクト)》(1)、(2)、(3) 2002年
4.まとめ
・光州ビエンナーレの歴史
―1980年 光州事件
―1988年 ソウル・オリンピック
―1995年 光州ビエンナーレ開始 ※東アジア最大のビエンナーレ
―2000年 光州事件20周年「_止_」
―2010年 光州事件30周年「万人譜」
・ビエンナーレの地域的特性
―予算さえかければどこでも同じ展覧会ができる?
―予算に関係なく、「そこでしか見られない」展示
―サイトスペシフィックな展覧会
―地域の歴史に根ざしたテーマ設定と作家・作品の選出
◆過去の講義ノートへのリンク
二〇一一年前期 <第六講> アジアの国際美術展(一)光州ビエンナーレ
二〇〇九年前期 <第六講> 事例研究(五)光州ビエンナーレ
二〇〇八年前期 <第五講> 事例研究(三)光州ビエンナーレ
二〇〇七年前期 <第二講> 国際美術展の歴史(二)アジア
二〇〇五年前期 <第三講> 光州ビエンナーレ:参加観客制度の試み/<第四講> 光州ビエンナーレ:グローバリゼーションとアートの民主化