美学・美術史概論U(芸術論概説U)二〇〇八


授業の概要

西欧の代表的な美術館のコレクションを紹介します。それぞれの美術館を代表する作品の作者や時代、表現様式などについて理解を深め、それぞれの美術館コレクションの成り立ちを社会背景とともに読み解きます。


授業の一般目標

一、西欧の代表的な美術館コレクションについて詳しく知る。
二、美術館コレクションとその社会背景について理解する。


授業の到達目標

知識・理解の観点

 西欧美術史上の代表作について、所蔵館と制作された時代、表現の特徴などを専門用語等を用いて説明ができる。

思考・判断の観点

 都市の歴史や文化風土の結晶という観点から美術館コレクションを考察し、論じることができる。

関心・意欲の観点

 自ら美術作品の鑑賞体験と幅広い読書体験とを養うことに努める。

 

 

授業計画

西欧の代表的な都市を南から半時計回りに巡ります。国別に見れば、イタリア、スイス、オーストリア、ドイツ、フランス、イギリス、スペインの順になります。基本的には各回一都市完結方式ですが、終盤のパリとロンドンについては二回分としました。

九・二十九

   <零>    オリエンテーション

十・六

<第一講> ローマ、ヴァチカン美術館

十・十三

 体育の日 (休講)

十・二十

 (休講) マニフェスタ7調査 ※課題レポートの提出を求めます  提出レポート一覧(要認証)

十・二十七

<第二講> フィレンツェ、ウフィツィ美術館

十一・三

 文化の日 (休講)

十一・十

<第三講> ミラノ、サンタ・マリア・デル・グラツィエ聖堂

十一・十七

<第四講> チューリッヒ、クンストハウス

十一・二十四

 振替休日 (休講)

十二・一

<第五講> ウィーン、美術史美術館

十二・八

<第六講> ミュンヘン、アルテ・ピナコテーク

十二・十五

<第七講> ベルリン、絵画館

十二・二十二

<第八講> パリ、ルーヴル美術館

 

 (休講) 冬期休業

一・十二

 成人の日 (休講)

一・十五(月振)

<第九講> パリ、オルセー美術館

一・十九

<第十講> ロンドン、ナショナル・ギャラリー

一・二十一(月振)

<第十一講> ロンドン、テート・ブリテン

一・二十六

<第十二講> マドリード、プラド美術館

二・二

 期末試験

 

 

リンクシラバス


参考図書

石鍋真澄監修『ルネサンス美術館』(小学館、二〇〇八年)

伊藤誠『気になる世界の美術館』(神戸新聞総合出版センター、二〇〇六年)

高階秀爾・三浦篤編『西洋美術史ハンドブック』(新書館、一九九七年)

『BT増刊 ヨーロッパの美術館』(美術出版社、一九九一年)

『ヨーロッパ美術館ガイド』(書籍情報社、一九九〇年)