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学生の活躍
学生の表彰
応用化学科の学生は、研究室に配属されると自分の力で研究を仕上げていきます。これらの成果は国内外の学協会でその成果を発表することで、栄誉ある賞の受賞対象になります。また、山口大学では努力を重ねる学生に対して栄誉ある賞及び褒賞制度を独自に設けており、学生の努力の可視化に努めています。毎年授与される栄誉は、日本の未来を担う人材にふさわしい学生が対象となります。
本学で得られる賞は、授業の成績が優れている学生や卓越した実験成果を挙げた学生が対象です。栄誉に輝くことは難しいですが、継続は力なり、毎日努力し続けることが肝心であり、そのような技術者が強く社会から要望されているのも事実です。ここでは、見事に栄誉を勝ち取った学生を紹介します。
令和6年度後期 TOEIC単語テスト優秀者表彰式 (2025年1月16日撮影)
TOEIC単語テスト 最優秀表彰 応用化学科 1年 松谷 匠輝 TOEIC単語テスト 優秀表彰 応用化学科 1年 井上 亮
写真1:左から 左から井上 亮,上村教授,松谷 匠輝
令和6年度後期 TOEICスコアアップの表彰式(2025年1月16日撮影)
TOEICスコアアップ (応用化学科 1年) 中村 梨南 沖本 隆太 北園 七海
写真1:左から 中村 梨南,沖本 隆太,上村教授,北園 七海
創成科学研究科化学系専攻の荒井万由子さんが2024日本化学会中国四国支部大会岡山大会の口頭発表において学生優秀発表賞に表彰されました
大学院創成科学研究科(工学系),博士前期課程化学系専攻1年の荒井万由子さん(中山・吉田航研究室)が令和6年11月16-17日に岡山大学津島キャンパスで開催された「2024年日本化学会中国四国支部大会」口頭発表において学生優秀発表賞を受賞しました。
対象となった研究テーマは,「ニッケルと銅を骨格に組み込んだタングステン酸化物を電極触媒に用いた高効率アンモニア分解」です。この研究は水素社会実現のためのアンモニア電気分解の触媒開発に関するものです。ここではアンモニアを効率的に水素に分解するだけでなく,窒素酸化物ではなく,無害な窒素のみを副生する技術が望まれます。
本研究では,タングステン酸化物骨格に役割の異なるニッケルと銅を原子レベルで複合化することにより,電気化学的アンモニア酸化反応に対して優れた活性と窒素選択性をもつ触媒の合成に成功しました。なお,本研究は株式会社トクヤマとの共同研究の成果です。
今回の受賞について荒井さんは,「この度はこのような賞を頂戴し,大変嬉しく思います。今回の受賞を励みに,本触媒をアンモニア電解のアノード電極としての実用化を目指して研究活動を行ってゆきたいと思います。」と述べています。
創成科学研究科化学系専攻の伊藤日咲さんが2024年日本化学会中国四国支部大会岡山大会の口頭発表において学生優秀発表賞を受賞しました
大学院創成科学研究科(工学系),博士前期課程化学系専攻1年の伊藤日咲さん(中山・吉田航研究室)が令和6年11月16−17日に岡山大学津島キャンパスで開催された「2024年日本化学会中国四国支部大会」口頭発表において学生優秀発表賞を受賞しました。
対象となった研究テーマは,「リグニン由来Fe担持グラフェン電極触媒による選択的硝酸−アンモニア変換」で,グリーンアンモニア製造のための硝酸還元電極触媒に関する研究です。アンモニアが産業において必要不可欠な化学物質である一方,硝酸イオンは主要な水質汚染物質であり,その除去による窒素サイクルの正常化が求められています。そこで,伊藤さんらは電気化学反応によって硝酸イオンをアンモニアに変換する技術に着目しました。
本研究は高知大学・森勝伸研究室との共同研究であり,バイオマスであるリグニン由来の鉄担持グラフェンを電極触媒として用いることで,高い選択性で硝酸イオンをアンモニアに変換することに成功しました。
今回の受賞について伊藤さんは,「この度はこのような賞を頂戴し,大変嬉しく思います。発表の際には他大学の先生方からアドバイスを頂き,非常に充実した時間になりました。今回の経験をもとに,今後も研究活動に力を入れて取り組みます。」と述べています。
藤井研究室の山下実紗さんが2024年日本化学会中国四国支部大会において「優秀学生発表賞」を受賞しました
岡山大学津島キャンパスで開催された2024年日本化学会中国四国支部大会(2024年11月16日~17日)において、藤井研究室の博士前期課程1年・山下実紗さんが「優秀学生講演賞」を受賞しました。
受賞講演題目:鎖状サルファイト溶媒を用いたLi塩含有電解液中のイオン溶媒和と電極反応速度論
今回の講演では、リチウムイオン電池の性能を直接左右する「電解液」の溶媒成分に着目し、新規溶媒として鎖状サルファイト溶媒を用いた電解液の電気化学特性と溶液構造特性を定量的に評価し、類似系である環状サルファイト型電解液との類似性、相違性を詳細に議論しました。
今回の受賞に対して、山下さんは「この度はこのような賞を頂戴し、大変光栄に思います。発表の際には、多くの方と活発な議論ができ、とても貴重な経験となりました。ご指導くださった藤井先生に感謝を申し上げるとともに、今回得られた知見を今後の研究活動に活かし、より一層精進してまいります。」と述べています。
大学院創成科学研究科化学系専攻の新田恭之さん(西形研究室)が2024年日本化学会中国四国支部大会岡山大会にて学生発表賞を受賞しました
2024年11月16日、大学院創成科学研究科化学系専攻博士前期課程2年の新田恭之さん(西形研究室)が2024年日本化学会中国四国支部大会岡山大会にて学生発表賞を受賞しました。学生発表賞は、本学会におけるすべての発表を対象に、特に注目に値し優秀とみなされた発表に対して贈呈されるものです。
受賞対象となった発表題目は「光触媒による炭素-酸素結合開裂を経由するC-Hラクタム化反応の開発」で、ラクタムという有用化合物を、入手しやすいエステルを用いて合成した成果です。新田さんは、当該研究室で光触媒を活用した環境に優しい有機合成手法の開発に取り組んでおり、本研究では、光触媒による触媒効果を利用して、通常反応に適用しにくいエステルの炭素-酸素結合を効率的に均一に開裂させ、ラジカル反応に誘導する新しい手法を確立しました。エステルの炭素-酸素結合は非常に強固で、従来の光触媒反応ではその開裂は困難とされてきましたが、本研究では有機光触媒の高い還元力を活用することで開裂を実現し、ラジカル的C-H環化反応に成功しました。この優れた業績が高く評価され、今回の受賞につながりました。 今後の益々の活躍を祈念いたします。
令和6年度前期 TOEIC単語テスト優秀者表彰式 (2024年7月22日撮影)
応用化学科では継続的な英語教育の一環として毎週TOEIC単語テストを行っています。
令和6年度前期において優秀な成績を修めた1年生を表彰いたしました。表彰式は7月22日に吉田キャンパスにて行いました。(以下、敬称略)
TOEIC単語テスト 応用化学科1年 最優秀賞 松谷 匠輝(まつたに しょうき) TOEIC単語テスト 応用化学科1年 優秀賞 堀 美寿々(ほり みすず)
創成科学研究科化学系専攻の福原広祥さんが第61回化学関連支部合同九州大会のポスター発表において優秀研究発表賞を受賞しました
大学院創成科学研究科(工学系),博士前期課程化学系専攻2年の福原 広祥さん(中山・吉田研究室)が令和6年6月29日に北九州国際会議場で開催された「第61回化学関連支部合同九州大会」ポスター発表において優秀研究発表賞を受賞しました。
対象となった研究テーマは,「積層二酸化マンガン層間の金属銅を使った硝酸塩からのアンモニア生成プロセスの開発」です。硝酸塩は人類の生産活動によって発生し,その蓄積はグローバル窒素サイクルに深刻な混乱をもたらしています。一方,現在のアンモニア製造は莫大なエネルギー消費とCO2排出を伴います。クリーン燃料および水素キャリアとして期待されるアンモニアの需要が今後大幅に増大することを考えると,カーボンニュートラルと窒素サイクルの正常化を同時に達成するために,廃硝酸からアンモニアを生産する技術が強く望まれます。本研究では,二酸化マンガンナノシート間に閉じ込めた銅イオンを触媒として用いることによって,高い選択性で硝酸塩がアンモニアに変換されることを見出しました。
今回の受賞について福原さんは,「この度はこのようなすばらしい賞を頂き大変光栄に思います。今回の受賞を励みによりいっそう研究活動に勤しみたいと思います。」と述べています。
創成科学研究科化学系専攻の大渕幸輝さんが第61回化学関連支部合同九州大会のポスター発表において優秀研究発表賞を受賞しました
大学院創成科学研究科(工学系),博士前期課程化学系専攻2年の大渕 幸輝さん(中山・吉田研究室)が令和6年6月29日に北九州国際会議場で開催された「第61回化学関連支部合同九州大会」ポスター発表において優秀研究発表賞を受賞しました。
対象となった研究テーマは,「亜鉛負極電池における正極反応としての二酸化マンガン析出/溶解メカニズムおよび鉄添加効果の解明」です。この電池システムは水溶液中で動作するので安全であり,かつ電極材料の亜鉛とマンガンは資源リスクが無いという利点があります。本研究では水系電解液に酢酸バッファーと鉄(Ⅲ)イオンを添加することで,高エネルギー密度での可逆な2電子移動充放電に成功しました。さらに,充放電過程を電気化学水晶振動子マイクロバランス法により追跡することで,酢酸バッファーと鉄(Ⅲ)イオンの役割を解明しました。なお,この成果は,国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業により得られたものです。
今回の受賞について大渕さんは,「この度はこのような素晴らしい賞を頂戴し,大変嬉しく思います。発表の際には様々な分野の方々からご質問やアドバイスを頂き,とても有意義な時間になりました。」と述べています。
創成科学研究科化学系専攻の田中沙樹さんが日本海水学会第75年会のポスター発表において学生優秀賞を受賞しました
大学院創成科学研究科(工学系),博士前期課程化学系専攻2年の田中 沙樹さん(中山・吉田研究室)が令和6年6月26−27日に沖縄科学技術大学院大学で開催された「日本海水学会第75年会」ポスター発表において学生優秀賞を受賞しました。
対象となった研究テーマは,「積層二酸化マンガンを使った海水からのヨウ素回収・脱着プロセスの開発」です。ヨウ素は,近年注目されているペロブスカイト型太陽電池の主原料でもあり,今後,世界的な需要増が見込まれる貴重な元素です。現在は採取箇所が限定されていますが,水圏に広く分布しているため,海水中の微量ヨウ素を多くの共存物質から分離回収できればヨウ素生産に大きく貢献できると期待されます。
研究では,二酸化マンガンナノシートと界面活性剤分子層を交互に積層させた複合材料を合成し,海水からの選択的なヨウ素回収が可能であることを見出しました。さらに,回収後に外部回路から電場を与えるとヨウ素が脱着し,初期状態に戻ることが分かりました。
今回の受賞について田中さんは,「この度は美しい海に囲まれた沖縄でこのような賞を頂戴し,大変嬉しく思います。発表の際には海水研究に携わる方々からアドバイスを頂き,とても有意義な時間になりました。」と述べています。
創成科学研究科化学系専攻の田中沙樹さんが第84回分析化学討論会において若手ポスター賞を受賞しました。
大学院創成科学研究科(工学系),博士前期課程化学系専攻2年の田中 沙樹さん(中山研究室)が令和6年5月18−19日に京都工芸繊維大学松ヶ崎キャンパスで開催された「第84回分析化学討論会」若手ポスターセッションにおいて若手ポスター賞を受賞しました。
対象となった研究テーマは,「オルガノ二酸化マンガンによるヨウ化物イオンの回収とその選択性の起源」です。回収のターゲットであるヨウ素は医療や産業など幅広い分野で活用されています。その需要は年々拡大しており,海水中に含まれる低濃度ヨウ素を選択的かつ効率的に回収できれば大きなインパクトを与えることになります。本研究では,積層二酸化マンガンのナノ空間に界面活性剤分子の二次元集合体をサンドイッチしたオルガノ二酸化マンガンを合成し,海水成分を含む水溶液からの選択的なヨウ素回収に成功し,その選択性の起源を解明しました。
今回の受賞について田中さんは,「この度はこのような賞を頂戴し,大変光栄に思います。質問やアドバイスを頂いた様々な大学の先生,企業研究者,ならびに学生の皆様に感謝申し上げます。今回得た経験を今後の研究に活かしたいと思います。」と述べています。
2年生~4年生成績優秀者の受賞写真(オリエンテーションで撮影)を掲載しました。
2年生成績優秀者
2年生TOIEC成績優秀者 3年生成績優秀者 4年生成績優秀者 令和5年度 各賞(応化関連)
大学院博士前期課程
学長賞 化学系専攻 物質化学コース 藤田 航(中山研) 日本化学会 中国四国支部長賞 化学系専攻 物質化学コース 藤田 航(中山研) 化学系専攻 生命化学コース 野尻 貴樹(西形研) 化学工学会中国四国支部長賞 化学系専攻 生命化学コース 国沢 樹(吉本則子研) 常盤賞 化学系専攻 生命化学コース 山本 哲大(西形研) 創成科学研究科研究奨励賞 物質化学コース 田代 智哉(藤井研) 化学系専攻 生命化学コース 野尻 貴樹(西形研) 修士論文発表会物質化学コース ベストプレゼンテーション賞 初田 優里(岡本研) 藤田 小雪(藤井研) 山内 悠生(山吹研) 藤田 航 (中山研) 坂本 悠太(酒多研) 高橋 優花(小松研) 修士論文発表会生命化学コース ベストプレゼンテーション賞 中村 仁美(星田研) 濱中 誠司(吉本則子研) 肥後 友哉(堤研) 安藤 岬 (堤研) 学部
学長賞 応用化学科 岩本 望美(吉本則子研) 日本化学会 中国四国支部長賞 応用化学科 高木 裕司(吉田真明研) 化学工学会中国四国支部 支部長賞 応用化学科 岩本 望美(吉本則子研) 日本農芸化学会中四国支部奨励賞(学生部門) 応用化学科 三和 諒太(吉本則子研) 山口地区化学工学懇話会会長賞(学生部門) 応用化学科 竹島 咲蘭(吉本則子研) 常盤賞 応用化学科 白石 竜聖(西形研) 応用化学科 小松 稜(川本研) 卒業論文発表会 ベストプレゼンテーション賞 須濵 明日未(鬼村研) 牧野 紗弥(赤田研) 竹島 咲蘭(吉本則子研) 高木 裕司(吉田真明研) 山下 実紗(藤井研) 石田 裕一朗(上村研) 野尻貴樹さん(工学部応用化学科 西形教授の研究室所属)が、第69回有機金属化学討論会にてポスター賞を受賞しました。
2023年9月27日、創成科学研究科化学系専攻 西形研究室 野尻 貴樹さん(M1)が第69回有機金属化学討論会 ポスター賞を受賞されました。
有機金属化学討論会 ポスター賞
本賞は大学院生あるいは30歳以下の企業の方のポスター発表を対象に、特に注目に値し優秀と見なされた発表に対して贈呈するものです。
受賞された研究内容・活動について
発表題目:新規環状ホウ素化合物を用いるアミノ化反応の開発
概要:野尻 貴樹さんは、当該研究室にて、2010年ノーベル化学賞を受賞した鈴木―宮浦クロスカップリング用の新しいホウ素試薬の開発を行っています。今回、受賞した研究内容は、有機ホウ素試薬を、炭素官能基の立体障害を使うことにより、その反応性を制御できるのか?そして、アミノ化反応に適用できるのか?という研究内容です。これまで、有機ホウ素試薬の反応性は、今から20年近く前に主に電子的な効果を使うことで達成されていました。しかし、それ以来この分野で著しい発展はありませんでした。野尻さんは立体障害型保護基という新しいコンセプトで本分野に革新をもたらす有機ホウ素試薬の開発に成功し、その業績が評価され受賞に至っております。
藤井研究室の出口由菜さんが第60回化学関連支部合同九州大会において「優秀研究発表賞」を受賞しました
北九州国際会議場(2023年7月1日)にて開催された第60回化学関連支部合同九州大会において、藤井研究室の出口由菜さん(博士前期課程1年)が「優秀研究発表賞」を受賞しました。
受賞講演題目:均一TetraPEG網目と超濃厚電解液を複合化したLiイオン電池用ゲル電解質の電極反応特性
今回の講演では、蓄電デバイス用途のソフト電解質材料として注目されている高分子ゲルに着目し、電解液の超濃厚化技術と高分子の可溶化技術を組み合わせた「超濃厚ゲル電解質」を新規に合成し、その電気化学特性について詳細な議論を行いました。
今回の受賞に対し、出口さんは「この度はこのような賞を頂き誠に光栄に思います。多種多様な分野の先生方並びに学生の皆様からの意見を通して、自身の研究を多角的に考える契機となりました。ご指導・ご質問いただきました関係者の皆様方に感謝申し上げるとともに、これまで以上に一生懸命研究に尽力していきたいと思います。」と述べています。
創成科学研究科化学系専攻の平岡英憲さんが第60回化学関連支部合同九州大会において優秀研究発表賞を受賞しました
大学院創成科学研究科(工学系)、博士前期課程化学系専攻2年の平岡英憲さん(中山研究室)が令和5年7月1日(土)に北九州国際会議場で開催された「第60回化学関連支部合同九州大会」において優秀研究発表賞を受賞しました。
対象となった研究テーマは、「ポリオール合成した鉄-ニッケルタングステン酸化物のアルカリ水電解活性」です。この研究はグリーン水素製造のためのアルカリ水電解の触媒開発に関するものです。本研究では、ポリオール還流条件下でタングステン酸化物骨格にニッケルと鉄を原子レベルで複合化すること、あるいは鉄タングステン酸化物をニッケル基板に自己析出させることにより、酸素発生反応に対して優れた活性と耐久性をあわせもつ触媒の合成に成功しました。なお、本講演は株式会社トクヤマとの共同研究の成果です。
今回の受賞について平岡さんは、「この度はこのような賞を頂戴し、大変嬉しく光栄に思います。今回の受賞を励みに、本触媒をグリーン水素製造のためのアノード電極として実用化できるよう、より研究活動に励みたいと思います。」と述べています。
創成科学研究科化学系専攻の北村 仁さんが第60回化学関連支部合同九州大会において優秀研究発表賞を受賞しました
大学院創成科学研究科(工学系)、博士前期課程化学系専攻2年の北村 仁さん(中山研究室)が令和5年7月1日(土)に九州国際会議場で開催された「第60回化学関連支部合同九州大会」において優秀研究発表賞を受賞しました。
対象となった研究テーマは、「2電子移動二酸化マンガン正極の充放電挙動に与える鉄イオン添加効果」です。この研究は水系亜鉛負極二次電池用の二酸化マンガン正極に関するものです。本研究では、水系電解液に酢酸バッファーと鉄イオンを添加することにより、高エネルギー密度での可逆な充放電に成功しました。鉄イオンは放電反応においてレドックスメディエーターとして機能していると考えられます。なお、本研究成果は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業により得られたものです。
今回の受賞について北村さんは、「この度はこのようなすばらしい賞を頂き大変嬉しく思います。発表の際は様々な分野の方と議論でき、とても有意義な時間となりました。今回の受賞を励みに、今後の研究活動を行ってゆきたいと思います。」と述べています。
令和5年度前期 TOEIC単語テスト優秀者表彰式 (2023年7月10日撮影)
応用化学科では継続的な英語教育の一環として毎週TOEIC単語テストを行っています。
令和5年度前期において優秀な成績を修めた1年生を表彰いたしました。表彰式は7月10日に吉田キャンパスにて行いました。(以下、敬称略)
TOEIC単語テスト 応用化学科1年 最優秀表彰 松本 修己 TOEIC単語テスト 応用化学科1年 優秀表彰 阪田 光太郎 萩原 倫太郎
創成科学研究科化学系専攻の北村 仁さんが電気化学会第90回大会において優秀学生講演賞を受賞しました
大学院創成科学研究科(工学系)、博士前期課程化学系専攻2年の北村 仁さん(中山研究室)が令和5年3月27日(月)から29日(水)に東北工業大学八木山キャンパスで開催された「電気化学会第90回大会」において優秀学生講演賞を受賞しました。
対象となった研究テーマは、「亜鉛―二酸化マンガン二次電池の二電子移動充放電に及ぼす鉄イオンの効果」です。この研究は亜鉛負極二次電池用二酸化マンガン正極に関するものです。本研究では、電解液に酢酸バッファーおよび鉄(III)塩を添加することで高い面積比容量を少なくとも100サイクル充放電させることに成功しました。なお、本研究成果は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業により得られたものです。
今回の受賞について北村さんは、「この度はこのようなすばらしい賞を頂き大変嬉しく思います。今回の受賞を励みに、水系亜鉛二次電池の実現を目指して研究活動を行ってゆきたいと思います。」と述べています。
藤井研究室の博士前期課程1年・出口由菜さん(発表当時, 学部4年)が電気化学会第90回大会において優秀学生講演賞を受賞しました。
東北工業大学八木山キャンパス(2023年3月27~29日)で開催された電気化学会第90回大会において、藤井研究室の博士前期課程1年・出口由菜さん(発表当時、学部4年生)が「優秀学生講演賞」を受賞しました。
S8セッション:電池の新しい展開
受賞講演題目:超濃厚LiFSA/アセトニトリル電解液を反応場とした均一高分子網目ゲルの架橋反応メカニズムと電極反応特性
Li塩を有機溶媒に溶解した液体電解質を高分子網目で擬固体化した高分子ゲル電解質は、Liイオン電池などの蓄電デバイス分野における機能性ソフトマテリアルとして世界的に研究が進められています。今回の講演では、Li塩濃度を極限まで高めた「超濃厚電解液」と4分岐高分子からなる「超均一高分子網目」を複合化したLiイオン電池用ゲル電解質を新規に合成し、その力学特性や電気化学特性を調べるとともに、電極/ゲル界面における電極反応メカニズムを分子レベルで議論しました。
今回の受賞に対して、出口さんは「この度はこのような賞をいただき大変光栄に思います。現地での学会発表は見聞の広まる経験となりました。ご指導・ご質問いただきました先生方並びに学生の皆様に感謝申し上げるとともに、より一層研究に精進して参ります。」と述べています。
藤井研究室の博士前期課程1年・田窪 樹さん(発表当時, 学部4年)が電気化学会第90回大会において優秀学生講演賞を受賞しました。
東北工業大学八木山キャンパス(2023年3月27〜29日)で開催された電気化学会第90回大会において、藤井研究室の博士前期課程1年・田窪 樹君(発表当時、学部4年生)が「優秀学生講演賞」を受賞しました。
S1セッション:溶液化学の新しい展開
受賞講演題目:超濃厚LiFSA電解液を反応場とする金属イオン架橋型均一網目ゲルの電解質特性
電解液と高分子を組み合わせた高分子ゲル電解質はLiイオン電池をはじめとする蓄電デバイス用電解質材料として広く応用されており、その基礎物性(力学特性、膨潤挙動等)は電解液と高分子の相溶性(混ざり易さ)に依存します。今回の講演では、Li塩を溶解した有機電解液中には不溶なポリエーテル系高分子を均一に溶かす超濃厚化技術に着目し、高分子末端に化学修飾したキレート配位子と高濃度Liイオンの錯形成反応を駆動力としてゲル化する新規ゲル電解質材料について報告しました。
今回の受賞に対して、田窪君は「今回の受賞は、これまで丁寧に研究の道筋を作られた藤井先生と藤井研究室の卒業生がいるからこそだと思います。ご指導くださった藤井先生、共に支えてくれた研究室の仲間や関係各位に感謝致します。賞を頂いたことを励みに、今後も研究活動に励みたいと思います。」と述べています。
2年生4年生成績優秀者の受賞写真(オリエンテーションで撮影)を掲載しました。
2年生成績優秀者
2年生TOIEC成績優秀者 3年生成績優秀者 4年生成績優秀者
創成科学研究科化学系専攻の平岡英憲さんが電気化学会第90回大会において優秀学生講演賞を受賞しました。
大学院創成科学研究科(工学系)、博士前期課程化学系専攻2年の平岡英憲さん(中山研究室)が令和5年3月27日(月)から29日(水)に東北工業大学八木山キャンパスで開催された「電気化学会第90回大会」において優秀学生講演賞を受賞しました。
対象となった研究テーマは、「ポリオール条件下で金属ニッケル表面に自己析出した鉄タングステン酸化物の酸素発生活性」です。この研究はグリーン水素製造のためのアルカリ水電解の触媒開発に関するものです。本研究では、ポリオール還流条件下でタングステン酸化物の骨格内に遷移金属を導入すること、さらにその生成物を集電体に自己析出させることにより、酸素発生反応に対して高い活性と優れた耐久性をあわせもつ触媒の合成に成功しました。なお、本講演は株式会社トクヤマとの共同研究の成果です。
今回の受賞について平岡さんは、「この度はこのような賞を頂戴し、大変嬉しく光栄に思います。講演では多くの方から多角的なアドバイスを頂き、とても有意義な時間になりました。本触媒電極を水電解による水素製造のためのアノード電極に適用し、更なる貢献ができるように研究活動に励みたいと思います。」と述べています。
令和4年度 各賞(応化関連)
大学院博士前期課程
学長賞 化学系専攻 物質化学コース 池田 奈美恵(藤井研) 日本化学会 中国四国支部長賞 化学系専攻 物質化学コース 荒木 優作(吉田研) 化学系専攻 生命化学コース 金子 奈央(上村研) 山口地区化学工学懇話会 会長賞 化学系専攻 生命化学コース 吉村 裕輔(吉本則子研) 表面技術協会九州支部優秀学生賞 化学系専攻 生命化学コース 小野 隆太郎(堤研) 常盤賞 化学系専攻 物質化学コース 原田 一輝(吉田研) 修士論文発表会物質化学コース ベストプレゼンテーション賞 原田 隼志 (酒多研) 池田 奈美恵(藤井研) 大杉 茉由(藤井研) 遠藤 唯 (岡本研) 園田 晃史(藤森研) 修士論文発表会生命化学コース ベストプレゼンテーション賞 赤川 裕紀 (西形研) 加藤 颯晟 (赤田研) 髙橋 あづさ(吉本誠研) 学部
学長賞 応用化学科 岩下 一風(西形研) 日本化学会 中国四国支部長賞 応用化学科 新田 恭之(西形研) 化学工学会中国四国支部 支部長賞 応用化学科 松本 朋也(吉本則子研) 日本農芸化学会中四国支部奨励賞(学生部門) 応用化学科 古橋 代都(赤田研) 常盤賞 応用化学科 古橋 代都(赤田研) 応用化学科 木村 優妃(山吹研) 卒業論文発表会 ベストプレゼンテーション賞 悦喜 桃奈 (小松・麻川研) 木本 貴之 (小松・麻川研) 大渕 幸輝 (中山研) 富永 優人 (山吹研) 藤井 千咲 (吉本誠研) 久行 舞 (川本研) 宮城 望 (吉田研) 山下 真穂 (星田研) 山田 優仁 (酒多研) 小松・麻川研の学生高橋優花さんが第51回結晶成長国内会議(2022年10月31日~11月2日、対面形式)にて講演奨励賞を受賞されました。
受賞講演題目:ジオポリマー法を用いたゼオライトの低温早期生成
私の研究を言い換えると「省エネルギーな方法を用いた機能性結晶の作製」です。吸着剤や触媒として多様な用途があるゼオライト結晶を、ジオポリマー法を用いて従来よりも低温・短時間で作製し、その生成機構について推定しました。ジオポリマー法は、二酸化炭素放出が少なく、低コスト低エネルギーの新しい固化体作製法として注目されている方法です。今後は、環境問題などの様々な社会問題解決に向けた本ゼオライト作製法の応用を目指します。
この度はこのような賞をいただき大変光栄です。学会発表の際は、他大学や企業の方からたくさんの質問やアドバイスをいただき、有意義な時間となりました。この受賞を励みに、今後も研究活動に力を入れて取り組んでいきたいです。
藤井研究室の池田奈美恵さんが溶液化学研究会若手の会 第2回冬季発表会において「学生発表賞」を受賞しました。
2022年12月12日~13日にオンライン開催された溶液化学研究会若手の会・第2回冬季発表会において、博士前期課程2年の池田奈美恵さん(藤井研究室)が「学生発表賞」を受賞しました。
受賞講演題目:高濃度Li塩を溶解したイオン液体電解液中へのPEG鎖可溶化機構とLiイオン電池用ゲル電解質への応用
イオン液体電解液を溶媒とする高分子ゲルは、高いイオン伝導性を維持したまま固体化した機能性マテリアルであり、Liイオン電池用電解質として応用が期待されています。今回の講演では、イオン液体中には不溶な高分子(ポリエチレングリコール: PEG)を均一に溶かす新規媒体として「Li塩超濃厚イオン液体電解液」を見出し、その特異的可溶化メカニズムを分子レベルで解明するとともに、この可溶化現象を利用して合成した新規高分子イオンゲル電解質の電気化学特性を議論しました。
今回の受賞に対して、池田さんは「このPEG鎖可溶化現象は学部4年生の頃発見し、進めてきた研究内容であり、この思い入れのあるテーマで受賞できたことを大変嬉しく思います。この受賞を励みに、今後の研究活動にさらに邁進していきたいと思います。」と述べています。
第71回高分子討論会(開催:北海道大学)において、藤井研究室の加藤亜蘭さん(博士前期課程1年)が優秀ポスター賞を受賞しました。
受賞講演題目:優れた力学特性を有する全固体高分子電解質の物性-構造相関:金属イオン種依存性
電解質と高分子を組み合わせた固体高分子電解質はLiイオン電池をはじめとする蓄電デバイス用電解質材料として世界的に活発に研究が進められていますが、その高分子網目が本質的に不均一であることから機械的強度が著しく低い、イオン伝導性に乏しいといった課題が山積しています。今回の講演では、ポリエチレングリコールを基礎骨格とする多分岐高分子を用いて結合欠陥がほとんど存在しない「均一網目全固体電解質」を開発し、高分子網目中の金属イオンの配位構造を分子レベルで明らかにしました。
加藤さんのコメント:この度はポスター賞を受賞することができ大変光栄に思います。質問をいただいた沢山の先生方並びに学生の皆様に感謝申し上げます。この受賞を励みに、今後より一層研究に精進してまいります。
中山研究室のM1・藤田 航さんが日本分析化学会第71年会において若手ポスター賞を受賞しました!
創成科学研究科博士前期課程化学系専攻1年の藤田 航さんが2022年9月14日(水)から16日(金)に岡山大学津島キャンパスで開催された「分析化学会第71年会」若手ポスターセッションにおいて若手ポスター賞を受賞しました。
対象となった研究テーマは,「塩水電解における塩素/酸素活性のpH依存性の回転リングディスク電極による分析」です。水電解は理想のグリーン水素製造法ですが,その普及が進めばやがて世界的な水不足に陥ります。地球上の水の97%を占める海水の直接電解はその有力な解決策と言えます。海水電解において水素生産の対極(陽極)では塩素発生と酸素発生が競合します。水素製造のためには無害な酸素を生成するプロセスが好ましく,塩素発生と酸素発生の反応選択性を迅速・簡易,かつpHや電位の変化に対して多点的に評価できる手法の開発が急務です。本研究では回転リングディスク電極を用いた手法によって塩素発生と酸素発生の電流を分離・定量することによって反応選択性を見積もり,従来法と比較することでその適合性を検討しました。
◆藤田さんのコメント:「この度はこのような賞を頂戴し,大変嬉しく光栄に思います。発表の際には多くの方から多角的なアドバイスを頂き,とても有意義な時間になりました。本手法をグリーン水素製造のためのアノード材料に適用し,更なる貢献ができるように研究活動に励みたいと思います。」
令和4年度前期 TOEIC単語テスト優秀者表彰式 (2022年7月11日撮影)
応用化学科では継続的な英語教育の一環として毎週TOEIC単語テストを行っています。令和4年度前期において優秀な成績を修めた1年生を表彰いたしました。表彰式は7月11日に吉田キャンパスにて行いました。(名前は50音順)
TOEIC単語テスト 最優秀表彰 堤 綾乃 宮岸 聡子 八杉 翔太郎 山内 悠史 TOEIC単語テスト 優秀表彰 吉田 渉
写真1:左から 堤 綾乃さん,(上村副学科長)
写真2:左から 山内 悠史さん,八杉 翔太郎さん,宮岸 聡子さん,吉田 渉さん,(上村副学科長)
中山研究室のM1・木曾崇之さんが第59回化学関連支部合同九州大会において電気化学分野「優秀研究発表賞」を受賞しました!
創成科学研究科博士前期課程1年・木曾崇之さんが,2022年7月2日に北九州国際会議場で開催された第59回化学関連支部合同九州大会の電気化学分野ポスターセッションにおいて「優秀研究発表賞」を受賞しました。
受賞講演タイトル:「Self-limiting反応を用いたOER/ORR二機能性バイレイヤー触媒の最適設計」
金属-空気二次電池の空気極には,酸素発生反応(OER)と酸素還元反応(ORR)の両方に活性を示す二元機能触媒を適用する必要があります。木曾さんはOER活性なCo酸化物触媒を電析させた後,自己制限的な反応によってORR活性なMn酸化物を析出させることでバイレイヤー構造をもつ触媒を作製しました。最適設計の結果,お互いの長所を相殺することなく,単一電極での二機能発現に成功しました。
◆木曾さんのコメント:「今回の受賞を励みに,触媒材料から亜鉛空気二次電池デバイスの開発に展開できるよう益々頑張ってゆきたいと思います。」
中山研究室のM1・藤田 航さんが第28回中国四国支部分析化学若手セミナーにおいて「支部長賞」を受賞しました!
創成科学研究科博士前期課程1年・藤田 航さんが,2022年6月25日にオンラインで開催された第28回中国四国支部分析化学若手セミナーにおいて優秀発表賞に相当する「支部長賞」を受賞しました。
受賞講演タイトル:「塩水電解において塩素/酸素発生の選択性を見極める電気化学法」
無尽蔵に存在する太陽光を電力源に,海水を水素源にできれば,競争力のあるグリーン水素製造プロセスが構築できますが,その際,水素生成の対極で起こる塩素生成をいかに抑えるかがこの技術の鍵になります。一般的な電気化学測定では酸素発生由来の電流と塩素発生由来の電流を分離して定量することは不可能ですが,藤田さんは回転リングディスク電極を使った新手法により,両者の分離定量に成功し,酸素/塩素選択性の液性や電位に対する依存性を詳細に検討しました。
◆藤田さんのコメント:「本手法により,酸素/塩素選択性の見極めが簡単にできるようになったので,実際に塩素を出さない触媒を開発したいと思います。」
5月14、15日に開催された第82回分析化学討論会において、藤井研究室の池田奈美恵さんが優秀ポスター賞を受賞しました。
堤研究室の森永さん(学振特別研究員・D2)が電気化学会第89回大会において優秀学生講演賞を受賞しました!
受賞講演タイトル「層状ナノ空間にNi(II)-Fe(III)を共収容した新規酸素発生触媒の開発」
本研究では、層状酸化マンガンの層間にNi2+、Fe3+シングルイオンを共収容することで、Ni2+単体・ Fe3+単体で用いた場合よりも飛躍的に酸素発生反応の活性が向上することを初めて報告しました。さらに、表面増強効果を付与したオペランド赤外分光法を用いることで、 触媒上で協奏的に進行する酸素発生反応を解析し、その反応活性向上のメカニズムを解明しました。本成果は、異種シングルイオン触媒活性点の共存による相乗効果を明確にしたものであり、魅力的な性質をもつシングルイオン触媒の新たな設計指針となるものです。本研究は応用化学科の中山先生との共同研究の成果です。
本大会は電気化学会が主催しており、優れた発表・質疑応答が評価され、電解科学技術委員会より優秀学生講演賞が授与されました。おめでとうございます!
令和3年度 応用化学科 奨励賞
応用化学科では年間を通じて優秀な成績を修めた学生を応用化学科奨励賞として各学年3名ずつ表彰しています。令和2年度の表彰者および表彰式の写真を掲載します。
- 安逹 千華
- 安田 圭佑
- 揚 悠
- 岩本 望美
- 山下 実紗
- 小松 稜
- 岩下 一風
- 木村 優妃
- 古橋 代都
令和3年度 応用化学科 奨励賞 表彰式 (2022年4月7日撮影)
応用化学科2年生の表彰者
応用化学科3年生の表彰者
応用化学科4年生の表彰者
令和3年度 TOEIC優秀賞
応用化学科では英語教育に力をいれ,年間を通じて優秀な成績を修めた学生には翌年度4月にも表彰を行っています。令和3年度に実施したTOEICにおいて優秀な成績を修めた現2年生は以下の通りです。表彰式を行いました。
TOEIC優秀賞 藤村 晃成 宮之原 優希 曽根崎 菜乃 林 幹大 安田 圭佑 桑名 雄大 中村 聡志 令和3年度 応用化学科 TOEIC優秀賞 表彰式 (2022年4月7日撮影)
令和3年度 各賞(応化関連)
大学院博士前期課程
研究科長表彰 化学系専攻 物質化学コース 髙野 沙織(藤井研) 日本化学会 中国四国支部長賞 化学系専攻 物質化学コース 村上 愛(中山研) 化学系専攻 生命化学コース 内山 駿作(堤研) 常盤賞 化学系専攻 物質化学コース 武田 愛理(中山研) 修士論文発表会物質化学コース ベストプレゼンテーション賞 井上 大暉 (小松研) 海野 優樹 (酒多研) 北本 紘平 (山吹研) 髙野 沙織 (藤井研) 松田 壮平 (小松研) 修士論文発表会生命化学コース ベストプレゼンテーション賞 佐藤 大祐 (西形研) 井川 恵祐 (上村研) 荒木 幸次 (赤田研) 田中 大智 (吉本則子研) 学部
学部長表彰 応用化学科 中 美沙紀(堤研) 日本化学会 中国四国支部長賞 応用化学科 中村 祐里奈(吉田研) 日本農芸化学会中四国支部奨励賞(学生部門) 応用化学科 中村 仁美(星田研) 常盤賞 応用化学科 中村 仁美(星田研) 応用化学科 草野 慎二郎(西形研) 卒業論文発表会 ベストプレゼンテーション賞 加藤 亜蘭 (藤井研) 藤田 小雪 (藤井研) 原田 一輝 (吉田研) 中 美沙紀 (堤研) 本郷 達也 (星田研) 髙橋 友也 (吉本誠研) 濵中 誠司 (吉本則子研) LEE JUNGHU (吉本則子研) 山本 哲大 (西形研) 堤研究室 D1の森永さんが令和三年度 関西電気化学研究会にて関西電気化学奨励賞を受賞しました!
本大会は電気化学会 関西支部が主催しており、優れた発表・質疑応答が評価され、歴史ある関西電気化学奨励賞の受賞に至りました。おめでとうございます!
堤研究室 D1の森永さんが2021年日本化学会中国四国支部大会にて口頭発表賞を受賞しました!
本大会は日本化学会中国四国支部が主催しており、優れた発表・質疑応答が評価され、栄えある口頭発表賞の受賞に至りました。おめでとうございます!
中山研究室のM2・石田智也さんが第27回中国四国支部分析化学若手セミナーにおいて「優秀発表賞」を受賞しました!
令和3年度前期 TOEIC単語テスト優秀者表彰式 (2021年7月19日撮影)
応用化学科では継続的な英語教育の一環として毎週TOEIC単語テストを行っています。令和3年度前期において優秀な成績を修めた1年生を表彰いたしました。表彰式は7月19日に吉田キャンパスにて行いました。(名前は50音順)TOEIC単語テスト 最優秀表彰 揚 悠 曽根崎 菜乃 中村 聡志 松井 潤太 森 脩弥 2021年度 前期 TOEIC単語テスト 最優秀表彰式 (2021年7月19日撮影)
【写真】2021年度 前期 TOEIC単語テスト 最優秀賞 受賞者 中山研究室のM2・武田愛理さんが第58回化学関連支部合同九州大会において「優秀研究発表賞」を受賞しました!
受賞講演タイトル:「酸素発生活性点のウォルフレマイト骨格への導入」
水素製造のための水電解では陽極での酸素発生反応がエネルギーロスの要因になっており,高効率な酸素発生触媒の開発が求められています。本研究では,NiとFeを組み込んだウォルフレマイト型タングステン酸化物が,酸素発生反応に対して高い触媒活性を有することを明らかにしました。
◆武田さんのコメント:「まさか自分が表彰されるとは思いませんでした。今回の受賞を励みに,水分解による水素製造技術の確立を目指して益々頑張ってゆきたいと思います。」
藤井研究室のM1・池田奈美恵さんが第58回化学関連支部合同九州大会において「若手研究者奨励賞」を受賞しました!
受賞講演タイトル:優れた力学特性を有する均一高分子網目電解質の分子レベル構造解析
今回の講演では、結合欠陥がほとんどない超均一高分子網目を利用した高分子固体電解質を新たに開発し、その機械的強度やイオン伝導特性と均一網目内のイオン構造の関係を分子レベルで議論しました。講演要旨による1次審査、当日の講演内容に関する2次審査と厳正な審査を通過し、研究内容・プレゼン能力・質疑応答の明快さなどが多角的に評価され、今回の受賞に至りました。
藤井研究室の池田奈美恵さん(博士前期課程1年)がNIMS連携拠点推進制度に採択
藤井研究室と上木岳士先生(物質・材料研究機構, 北海道大学)の2グループで進める共同研究プロジェクトが「2021年度NIMS連携拠点制度」に採択されました。
この制度は、最先端の研究設備・人材をほこる物質・材料研究機構と大学等の研究機関が協同し、高い技術の更なる発展や日本各地に点在する優秀な教員・学生の支援を目的とした制度であり、藤井研究室の池田さん(博士前期課程1年)が中心となって進める研究プロジェクトについて評価、採択に至りました。
池田さんはこれから、NIMS研修生の身分で物質・材料研究機構(茨城県つくば市)に長期滞在し、上木先生の指導の下、新規高分子の合成を基軸とした研究課題を推進していきます。
詳細はこちら:https://www.nims.go.jp/collaboration/international/promotion.html
令和2年度 応用化学科 奨励賞
応用化学科では年間を通じて優秀な成績を修めた学生を応用化学科奨励賞として各学年3名ずつ表彰しています。令和2年度の表彰者および表彰式の写真を掲載します。
- 最優秀賞 岩本 望美
- 優秀賞 佐藤 杏美
- 優秀賞 高木 裕司
- 最優秀賞 古橋 代都
- 優秀賞 新田 恭之
- 優秀賞 岩下 一風
- 最優秀賞 中 美沙紀
- 優秀賞 中村 祐里奈
- 優秀賞 中村 仁美
令和2年度 応用化学科 奨励賞 表彰式 (2021年4月6日撮影)
応用化学科2年生の表彰者
応用化学科3年生の表彰者
応用化学科4年生の表彰者
令和2年度 TOEIC優秀賞ならびにTOEIC奨励賞
応用化学科では英語教育に力をいれ,年間を通じて優秀な成績を修めた学生には翌年度4月にも表彰を行っています。令和2年度に実施したTOEICにおいて優秀な成績を修めた現2年生は以下の通りです。表彰式を行いました。
TOEIC優秀賞 平塚 太陽 岩本 望美 星 優貴 久保田 晴香 戸田 壮祐 清田 裕聖 佐藤 杏美 隈井 優至 尾崎 陽彦 高木 裕司 Lu Bochen 鬼武 佑弥 福田 瑞稀 梅田 成 小谷 俊吾 小松 稜 山下 実紗 古城 敦基 牧野 紗弥 山本 一輝 TOEIC奨励賞 田辺 和也 長尾 亮吾 令和2年度 応用化学科 TOEIC優秀賞 表彰式
TOEIC優秀賞受賞者①
TOEIC優秀賞受賞者②
令和2年度 応用化学科 TOEIC奨励賞 表彰式
TOEIC奨励賞受賞者
日本分析化学会発行の「展望とトピックス」に掲載されました!
物質化学専攻1年湯原良基君の研究発表が、第81回分析化学討論会(山形大学米沢キャンパス(オンライン開催)、2021年5月22日~5月23日)における注目講演に選ばれ(全体で15件)、「展望とトピックス」に掲載されました。
【講演タイトル】ナノ空間に同居したニッケルと銅イオンのシナジーによる選択的アンモニア-窒素変換
【発表者】山口大院創成科学 〇湯原良基、名木田賢治、片山 祐、中山雅晴
堤研究室 D1の森永さんが電気化学会第88回大会において優秀学生講演賞を受賞しました!
創成科学研究科博士後期課程1年・森永 明日香さん(堤研究室)が、3月22〜24日にオンラインで開催された電気化学会第88回大会において「優秀学生講演賞」を受賞しました。
受賞講演タイトル「In situ赤外分光法によるNi2+-Cu2+共存層状二酸化マンガン上でのアンモニア酸化反応機構解析 」
本研究では、表面増強効果を付与したオペランド赤外分光法を用いることで、層状マンガンに収容されたNi2+、Cu2+シングルイオン触媒上で協奏的に進行するアンモニア酸化反応のメカニズムを解明しました。シングルイオン触媒上で進行する(電気)化学反応を可視化した例はこれまでなく、本研究は魅力的な性質をもつシングルイオン触媒の、さらなる応用展開への足がかりになることが期待されます。本研究は応用化学科の中山先生との共同研究の成果です。
本大会は電気化学会が主催しており、優れた発表・質疑応答が評価され、栄えある優秀学生講演賞の受賞に至りました。おめでとうございます!
令和2年度 各賞まとめ(応化関連)
大学院博士後期課程
化学系専攻 学長表彰 物質工学系専攻 応用化学系コース 吉田 圭志朗(藤森研) 化学工学会支部長賞 ライフサイエンス系専攻 Chyi-Shin Chen(吉本則研) 大学院博士前期課程
学長表彰 化学系専攻 物質化学コース 山田 寛太(吉田研) 研究奨励賞 化学系専攻 生命化学コース 日高 祐(堤研) 日本化学会 中国四国支部長賞 化学系専攻 物質化学コース 柴田 雅之(藤井研) 化学系専攻 生命化学コース 森永 明日香(堤研) 常盤賞 化学系専攻 澤山 沙希(藤井研) 修士論文審査会物質化学コース ベストプレゼンテーション賞 上田 祐司(中山研) 石川 明日美(藤井研) 杉浦 巧(岡本研) 野村 つぐみ(山吹研) 修士論文審査会生命化学コース ベストプレゼンテーション賞 黒瀬 彩子(西形研) 野口 光貴(上村研) 森永 明日香(堤研) 風早 夏帆(堤研) 学部
学長表彰 応用化学科 村上 果穂(山吹研) 日本化学会 中国四国支部長賞 応用化学科 井原 エリカ(吉田研) 日本農芸化学会中四国支部奨励賞(学生部門) 応用化学科 西岡 優佑(赤田研) 常盤賞 応用化学科 江原 寧々(藤井研) 応用化学科 西岡 優佑(赤田研) 卒業論文審査会 ベストプレゼンテーション賞 越智 梨瑚 (藤井研) 酒井 海渡 (酒多研) 甲野 健人 (上村研) 芦村 秀 (吉田研) 荒木 優作 (吉田研) 木下 聖捺 (堤研) 大宅 礼夏 (中塚研) 古橋 陵 (中塚研) 福田 遼太 (鬼村研) 加藤 颯晟 (赤田研) 令和2年度後期 TOEIC単語テスト優秀者表彰式 (2020年12月23日撮影)
応用化学科では継続的な英語教育の一環として毎週TOEIC単語テストを行っています。令和2年度後期において優秀な成績を修めた1年生を表彰いたしました。表彰式は12月23日に吉田キャンパスにて行いました。(名前は50音順)TOEIC単語テスト 最優秀表彰 高木 裕司 山下 実紗 横田 優作 LU BOCHEN TOEIC単語テスト 優秀表彰 大田 輝 八田 宙 2020年度 後期 TOEIC単語テスト 最優秀表彰式 (2020年12月23日撮影)
最優秀賞:高木 裕司さん(左)
最優秀賞:山下 実紗さん(左)
最優秀賞:横田 優作さん(左)
最優秀賞:LU BOCHENさん(左)
2020年度 後期 TOEIC単語テスト 優秀表彰式 (2020年12月23日撮影)
優秀賞:大田 輝さん(左)
優秀賞:八田 宙さん(左)
吉本誠研究室M2の森山純吏さんが化学工学会第51回秋季大会の粒子・流体プロセス部会シンポジウム賞(プレゼンテーション賞)を受賞しました!
創成科学研究科化学系専攻の森山純吏さん(博士前期課程2年)が化学工学会第51回秋季大会(2020年9月24日~26日,オンライン開催)の粒子・流体プロセス部会シンポジウム「気泡・液滴・微粒子分散工学2020」において,シンポジウム賞(プレゼンテーション賞)を受賞しました。
講演タイトルは,「炭酸脱水酵素-リポソーム複合体を包括させたゲル粒子の調製と二酸化炭素吸収への応用」(森山純吏・吉本誠)です。
この講演では,二酸化炭素の水和を触媒する炭酸脱水酵素を高分子マトリックス中に安定に包括させるために,脂質二分子膜ベシクル(リポソーム)を応用するとともに,調製した固定化酵素ゲル粒子の機能を調べるための方法を報告しました。
森山さんは,この成果に基づいて,ゲル粒子を用いた流通式酵素反応器を開発するなど,応用研究を進めています。
堤研究室 M1の内山くんが2020年日本銅学会 第60回記念講演大会にて学生優秀講演賞を受賞しました!
創成科学研究科博士前期課程1年・内山駿作くん(堤研究室)が、10月24・25日にオンラインで開催された2020年日本銅学会 第60回記念講演大会において「学生優秀講演賞」を受賞しました。
受賞講演タイトル「銅-強誘電体複合ファイバー触媒による高効率水分解反応」
本研究では、電界紡糸技術を触媒合成に応用し、新たに銅-強誘電体複合ファイバー触媒を開発しました。さらに、開発した触媒を水分解反応に高い活性を示すことを見出しました。水分解反応は電気の力で水から水素を取り出す反応であり、本研究は次世代の水素エネルギー社会実現に貢献することが期待されます。
本大会は日本銅学会が主催しており、優れた発表・質疑応答が評価され、栄えある学生優秀講演賞の受賞に至りました。おめでとうございます! (写真は内山くんと研究で用いた電界紡糸装置)
堤研 D1の山田くんが未来博士3分間コンペティションで最優秀賞とマツダ賞をダブル受賞しました!
堤研究室 D1の山田くんは「光を使って電池の謎を解明! ~完璧な電池にむけて~」というタイトルで、1枚のスライド、持ち時間3分で自身の研究のビジョンと魅力をわかりやすく語り、オーディエンスの知的好奇心を掻き立てました。
全国24の国公私立大学、62件の応募の中から予選を勝ち抜き、10名のファイナリストに選ばれ、決勝ステージ(ライブプレゼンテーション)に進出しました。予選でのプレゼンテーションは高く評価され、マツダ賞を受賞しました。
さらに、11月21日の決勝ステージ(ライブプレゼンテーション)でも、素晴らしい発表を行い、大学・企業関係者、有識者などによるプレゼンテーション審査委員会による審査の結果、最優秀賞を受賞しました!
今回の受賞に対して山田くんは「本大会では多数の募集者の中から、マツダ動画賞と最優秀賞という名誉ある賞を受賞でき、非常に嬉しく思います。自分の研究を3分間という僅かな時間で、分かり易くかつ魅力的に伝えることは難しいと感じた一方で、普段とは異なる視点で自分の研究を見つめ直すことができ、良い経験となりました。今回の経験を糧に、さらに研究に励みたいと思います」と述べています。今後のさらなる活躍を期待しています!
主催者HPはこちら https://home.hiroshima-u.ac.jp/hiraku/event/competition_2020/report/
プレゼンテーション動画はこちら https://youtu.be/piRDuPkleeU?t=2493
山田くんの学生インタビューはこちら http://www.chem.yamaguchi-u.ac.jp/doctor-interview.html#list04
堤研究室 D1の山田くんとM2の松岡さんが2020年日本化学会中国四国支部大会にて優秀発表賞を受賞しました!
創成科学研究科博士後期課程1年・山田耕輝さんと博士前期課程2年・松岡里歩さん(2名とも堤研究室)が、11月28・29日にオンラインで開催された2020年日本化学会中国四国支部大会において「優秀発表賞」を受賞しました(191件中19名)。
受賞対象となった研究課題は、オペランド手法による電極-電解質界面反応の解析(山田くん)と、分子動力学解析・放射光測定を組み合わせることによるポリマーの配位構造とイオン輸送メカニズムの解明(松岡さん)であり、どちらもオリジナルの手法を駆使したリチウムイオン電池に関連した研究成果です。松岡さんの成果は応用化学科の藤井健太准教授との共同研究の成果でもあります。
溶液化学研究会若手の会オンラインシンポジウム(2020年10月29-30日)において、創成科学研究科(藤井研究室)・博士前期課程2年の柴田雅之くんが「優秀発表賞」を受賞しました。
講演タイトル:「ホスフォニウム型イオン液体へのPEG鎖の塩溶メカニズムとこれを利用したゲル電解質の開発」
今回の講演では、お互い混ざり合わない高分子(ポリエチレングリコール, PEG)と溶媒(ホスフォニウム型イオン液体)に対してLi塩を添加することで相溶化する現象に着目し、(1)この相溶メカニズムを分子レベルで明らかにするとともに、(2)無色・透明な高分子ゲル電解質を合成し、Liイオン電池用電解質として応用した研究について発表しました。今回の受賞に対して柴田君は、「オンラインでの発表だったため難しい部分もありましたが、このような賞を頂くことができ大変嬉しく思います。この貴重な経験を今後の研究活動に活かしていきたいです。」と述べています。令和2年度前期 TOEIC単語テスト優秀者表彰式 (2020年7月13日撮影)
応用化学科では継続的な英語教育の一環として毎週TOEIC単語テストを行っています。令和2年度前期において優秀な成績を修めた1年生を表彰いたしました。表彰式は7月13日に吉田キャンパスにて行い,コロナウイルス感染予防のため優秀表彰者以外の学生はZoomによるオンラインで参加しました。TOEIC単語テスト 最優秀表彰 大田 輝 横田 優作 LU BOCHEN TOEIC単語テスト 優秀表彰 久保田 晴香 小谷 俊吾 佐藤 杏美 須濱 明日未 2020年度 前期 TOEIC単語テスト 最優秀表彰式 (2020年7月13日撮影)
【写真】2020年度 前期 TOEIC単語テスト 最優秀賞
左から(鬼村学科長)最優秀賞:横田 優作さん,大田 輝さん,LU BOCHENさん(上村教務委員)2020年度 前期 TOEIC単語テスト 優秀表彰式 (2020年7月13日撮影)
【写真】2020年度 前期 TOEIC単語テスト 優秀賞
左から(鬼村学科長)優秀賞:須濱 明日未さん,佐藤 杏美さん,小谷 俊吾さん,久保田 晴香さん(上村教務委員)令和元年度 応用化学科 奨励賞
応用化学科では年間を通じて優秀な成績を修めた学生を応用化学科奨励賞として各学年3名ずつ表彰しています。令和元年度の表彰者および表彰式の写真を掲載します。
現2年生
最優秀賞 岩下 一風 優秀賞 新田 恭之 木村 優妃 現3年生
最優秀賞 中 美沙紀 優秀賞 中村 祐里奈 草野 慎二郎 現4年生
最優秀賞 村上 果穂 優秀賞 井原 エリカ 江原 寧々 令和元年度 応用化学科 奨励賞 表彰式 (2020年4月7日撮影)
応用化学科2年生 左から 木村 優妃さん,(学科長),新田 恭之さん,岩下 一風さん 令和元年度 応用化学科 奨励賞 表彰式 (2020年4月8日撮影)
応用化学科3年生 左から 草野 慎二郎さん,中 美沙紀さん,中村 祐里奈さん,(上村教務委員) 令和元年度 応用化学科 奨励賞 表彰式 (2020年4月1日撮影)
応用化学科4年生 左から 江原 寧々さん,(学科長),井原 エリカさん,村上 果穂さん 令和元年度 TOEIC優秀賞ならびにTOEIC奨励賞
応用化学科では英語教育に力をいれ,年間を通じて優秀な成績を修めた学生には翌年度4月にも表彰を行っています。令和元年度に実施したTOEICにおいて優秀な成績を修めた現2年生は以下の通りです。表彰式を行いました。TOEIC優秀賞 長谷川 航紀 柏原 大輝 新田 恭之 野村 和 吉田 航 木村 優妃 佐山 実優 渡瀬 優奈 山中 大輔 TOEIC奨励賞 大渕 幸輝 田中 みの梨 工学部応用化学科4年・村上 愛君(中山研究室)が、電気化学会第87回大会において「優秀学生発表賞」を受賞
講演タイトル:「バーネサイト型層状二酸化マンガンの酸素欠陥操作による酸素/塩素発生選択性の制御」
工学部応用化学科4年・村上 愛君(中山研究室)が、3月17-19日に開催された電気化学会第87回大会において「優秀学生発表賞」を受賞しました。当初は名古屋工業大学で開催される予定でしたが,新型コロナウィルス感染対策のためにWeb討論会に切り換えられました。Web討論会では,要旨と質疑応答の内容を基に優秀学生発表賞が選定されました。受賞対象となった研究課題は、層状二酸化マンガンの酸素欠陥を操作することによって,酸素発生反応と塩素反応に対する触媒活性を任意にコントロールできることを提案したものです。今回の受賞に対して、村上 愛君は「質問を頂いた様々な大学の先生方に感謝します。本学大学院進学後は,今回の受賞を励みに,海水からのクリーン水素製造技術の確立を目ざして益々頑張ってゆきたいと思います。」と述べています。
令和元年度 各賞まとめ(応化関連)
大学院博士前期課程
化学系専攻 学長表彰 岡田 拓弥(中山研) 物質化学コース
日本化学会中国四国支部支部長賞 上山 祐史(藤井研) 修士論文審査会物質化学コース ベストプレゼンテーション賞 岡崎 克哉 (笠谷研) 岡田 拓弥 (中山研) 片岡 風凱 (中山研) 上山 祐史 (藤井研) 濱田 悠生 (小松研) 山口 潤也 (岡本研) 生命化学コース
日本化学会中国四国支部支部長賞 梅本 春香(上村研) 両コース共通
常盤賞 平町 雄一(酒多研) 学部
学長表彰 石田 優斗(西形研) 常盤賞 井川 恵祐(上村研) 谷戸 謙太(星田研) 日本化学会中国四国支部支部長賞 松本 淳希(西形研) 日本農芸化学会中四国支部 学生奨励賞 谷戸 謙太(星田研) 卒業論文審査会 ベストプレゼンテーション賞 松本 友 (堤研) 内山 駿作 (堤研) 村田 輝 (藤井研) 村上 愛 (中山研) 島原 智早 (中塚研) 村川 奈津子 (笠谷研) 武藤 望美 (小松研) 泊野 竜也 (岡本研) 田中 大智 (吉本則子研) 石田 優斗 (西形研) 荒木 幸次 (赤田・星田研) 松本 淳希 (西形研) 堤研究室 修士課程2年の上杉奈菜美さんが2019年日本化学会中国四国支部大会 徳島大会において「口頭発表賞」を受賞
創成科学研究科修士2年・上杉奈菜美さん(堤研究室)が、11月16・17日に徳島大学で開催された2019年日本化学会中国四国支部大会において「口頭発表賞」を受賞しました(127件中14名)。受賞対象となった研究課題は、リチウムイオン電池にかわる次世代の二次電池として期待されるリチウム硫黄電池の性能向上にむけた企業との共同研究の成果です。今回の講演では、リチウム硫黄電池の性能向上にむけて特殊な幾何構造を持つ新しい炭素の正極材料としての利用を検討したほか、電解液に活物質である硫黄を溶かし込んだカソライトを用いて大幅な性能向上を達成したことを報告しました。
工学部応用化学科4年・石田智也君(中山研究室)が、2019年日本化学会中国四国支部大会 徳島大会において「口頭発表賞」を受賞
講演タイトル:「水系亜鉛イオン二次電池のフレキシブル正極としての層状二酸化マンガン薄膜被覆窒素ドープカーボンクロスの作製」
工学部応用化学科4年・石田智也君(中山研究室)が、11月16・17日に徳島大学で開催された2019年日本化学会中国四国支部大会において「口頭発表賞」を受賞しました(127件中14名)。受賞対象となった研究課題は、従来の可燃性有機溶媒を用いない水系二次電池の開発を目ざして、中山研究室と山吹講師が共同で実施しているものです。今回の講演では、フレキシブルな炭素繊維に被覆させた薄膜形態の層状二酸化マンガンが、水溶液中で亜鉛イオン・プロトンを可逆的に挿入/脱離すると同時に充放電することを電気化学試験やエックス線回折・光電子分光法によって明らかにしました。今回の受賞に対して、石田智也君は「今回の受賞を励みに、水系二次電池の実現を目ざして益々頑張ってゆきたいと思います。」と述べています。創成科学研究科化学系専攻 博士2年 崔君(堤研究室)が未来博士3分間コンペティション2019で戸田工業賞を受賞
大学院創成科学研究科、堤研究室の崔 亮秀君(博士後期課程2年)が2019年9月14日に開催された「未来博士3分間コンペティション2019」において戸田工業賞を受賞しました。
講演タイトル:バッテリーの高性能化 ~イオンを運ぶプラスチックデザイン~
未来博士3分間コンペティションでは、スライド1枚かつ持ち時間3分という制約の中で、様々な研究分野に身を置く博士課程後期学生が自身の研究のビジョンと魅力をプレゼンします。崔君はこれまでに、先日ノーベル化学賞を受賞したリチウムイオン電池におけるリチウムイオンの受け渡しを担う「電解質」に用いる材料として、安全で取り扱いやすいポリマー材料に着目し、その性能改善に取り組んできました。今回の受賞は、これらの成果に加え、自身の研究をわかりやすく伝える力が評価されたものです。博士前期課程1年・石川明日美さん(藤井研究室)が、山口大学研究推進体/物質構造研究会-第4回ジョイントセミナーにおいて「優秀ポスター賞」を受賞
山口大学吉田キャンパスで開催された山口大学研究推進体/物質構造解析研究会-第4回ジョイントセミナー(2019年9月5日)において、大学院創成科学研究科(藤井研究室)・博士前期課程1年の石川明日美さんが「優秀ポスター賞」を受賞しました。
講演タイトル「優れた延伸性を有する均一網目ゲル電解質の架橋反応メカニズムと材料特性」
今回の講演では、リチウムイオン電池用イオン液体電解液を反応場として「分岐数の異なる多分岐高分子」の高効率ゲル化反応に取り組み、高分子濃度や分岐数の組み合わせ、ゲル化速度を最適化することでゲル電解質材料の力学特性や電気化学特性を自在にデザインできることを報告しました。応用化学科修士1年生・山田寛太君(吉田研究室)が学生講演賞を受賞
吉田研究室(固液界面化学)の修士1年生・山田寛太君が、日本表面真空学会・九州支部講演会において「学生講演賞」を受賞しました。
講演タイトル:「コバルト水分解触媒上における吸着アニオン交換のオペランド観測」
山田君は、水を分解して水素を製造する水分解触媒の機能解明に関する研究を行っています。本実験では、反応が進行している触媒表面を直接観測する「オペランド測定」に着目し、様々なX線・赤外線を用いた独自のオペランド測定装置を立ち上げ、触媒表面に吸着した電解質アニオンが活性種として働く様子を捉えることに成功しています。
本シンポジウムは、「公益社団法人 日本表面真空学会九州支部」が主催しており、触媒・材料などの表面に関わる最先端の研究について発表・討論が行われました。その中で山田君は優れた発表・質疑応答を行い、栄えある学生講演賞を受賞することができました。本受賞は「量子ビームサイエンスフェスタ」に続く2度目の受賞となります。おめでとうございます。博士前期課程1年・柴田雅之君(藤井研究室)が第56回化学関連支部合同九州大会(分析化学セッション)において「九州分析化学ポスター賞」を受賞
北九州国際会議場(2019年7月13日)に開催された第56回化学関連支部合同九州大会において、創成科学研究科(藤井研究室)・博士前期課程1年の柴田雅之君が「九州分析化学ポスター賞」を受賞しました。
講演タイトル:「イオン液体中におけるポリエチレングリコール鎖の溶存状態分析とLi塩添加に伴う構造変化」
今回の講演では、Liイオン電池用ゲル電解質中のLiイオン-高分子間相互作用に着目し、これを分子レベルで可視化する構造化学的研究について発表を行いました。今回の受賞に対して柴田君は、「このような素晴らしい賞を頂き大変嬉しく思います。今までの研究活動が評価され、自分の中で大きな自信につながりました。今回の経験をこれからの研究活動の励みにしたいと思います。」と述べています。
博士前期課程2年・上山祐史君(藤井研究室)が第56回化学関連支部合同九州大会(物理化学セッション)において「若手研究者奨励賞」を受賞
北九州国際会議場(2019年7月13日)に開催された第56回化学関連支部合同九州大会において、創成科学研究科(藤井研究室)・博士前期課程2年の上山祐史君が「若手研究者奨励賞」を受賞しました。
講演タイトル:「Li塩含有イオン液体電解液中における高分子鎖の溶存状態 : ミクロ構造-マクロ物性相関」
今回の講演では、リチウム電池への応用が期待される均一網目イオンゲル(イオン液体+高分子網目)を合成し、そのマクロな力学特性と高分子鎖のミクロな構造特性の相関関係を分子レベルで解明した内容について発表を行いました。今回の受賞に対して上山君は、「長く取り組んできた本テーマの成果を評価して頂き大変嬉しく思います。発表の際にはたくさんの分野の先生方からアドバイスをいただき、非常に充実した時間となりました。今後ともさらなる成果を挙げられるよう研究に邁進していきます。」と述べています。
2019年度前期に行ったTOEIC単語テストおよび6月に実施したTOEICにおいて優秀な成績を修めた応用化学科1年生の表彰式を行いました。
TOEIC単語テスト 最優秀賞 林 真帆さん 優秀賞 神田 萌さん 田崎 秀弥さん 新居 翔磨さん TOEIC優秀賞 柏原 大輝さん 田崎 秀弥さん 幸田 創也さん 山口 真穂さん 応用化学科では英語教育に力をいれ,年間を通じて優秀な成績を修めた学生には翌年度4月にも表彰を行っています。
2019年度 前期 TOEIC単語テスト優秀者表彰式
(2019年7月8日撮影)左から最優秀賞:林 真帆さん
優秀賞:神田 萌さん,田崎 秀弥さん,新居 翔磨さん2019年度 前期 TOEIC優秀者表彰式
(2019年7月8日撮影)左から柏原 大輝さん,田崎 秀弥さん,幸田 創也さん,
山口 真穂さん修士2年・平町雄一君が「第38回光がかかわる触媒化学シンポジウム」において優秀ポスター賞を受賞
大学院創成科学研究科(酒多研究室)の修士2年・平町雄一君が、6月21日にトヨタ産業記念館で開催された第38回光がかかわる触媒化学シンポジウムにおいて「優秀ポスター賞」を受賞しました。
講演タイトル:「H2O分解反応に対して高活性を示すBaTi4O9光触媒の検討」
今回の講演では、太陽光照射下でもH2O分解反応を進行させることができるTiを含有する新規な混合酸化物光触媒の開発を目的として、BaTi4O9に着目してそのH2O分解反応についての光触媒活性の高活性化の研究を行い、そこで得られた成果について発表を行いました。
博士前期課程1年・石川明日美さん(藤井研究室)が、第79回分析化学討論会において「若手ポスター賞」ならびに「産業界シンポジウム賞」をダブル受賞
北九州国際会議場(5月18日〜19日)で開催された第79回分析化学討論会において、博士前期課程1年の石川明日美さん(溶液ソフトマター化学研究室/藤井研究室)が、①分析化学討論会若手ポスター賞ならびに②産業界シンポジウム若手ポスター賞の2賞をダブル受賞しました[主催:(公社)日本分析化学会、会員数 約9000名規模]。受賞の対象となった講演題目は「イオン液体中における均一網目イオンゲルの反応速度論とその力学・電気化学特性」です。
リチウム塩を有機溶媒に溶解した液体電解質を高分子網目でゲル状に固めた「高分子ゲル電解質」は、リチウムイオン電池などの実用使用を想定した機能性ソフトマテリアルとして古くから研究が進められていますが、自立したゲルを得るには多くの高分子量が必要であるためイオン輸送を担う電解液の含有量が著しく制限されるという普遍的な課題を抱えています。この課題の根本解決を目指し、石川さんは「高分子網目構造の超均一化」を着想し、リチウムイオンなどの様々な溶質成分が混在する複雑溶液中でも高い反応効率(95%以上)で高分子を架橋する方法論を確立しました。結果として、大きい変形(10倍の延伸)を加えても破断しない高い力学特性、液体状態に匹敵する理想的イオン伝導を兼ね備えた新規電解質材料を創成することに成功し、この成果が学会・産業界の双方から高い評価を受け、上記の2賞をダブル受賞するに至りました。今回の受賞に対して、石川さんは「ポスター発表の時間はあっという間であり、非常に楽しい時間を過ごすことができました。さらに、私の発表を評価していただき、大変嬉しく思います。今後も楽しく研究活動に励みたいと思います。」と喜びの言葉を述べています。
応用化学科4年生・山田寛太君(吉田研究室)が学生奨励賞を受賞
吉田研究室(固液界面化学)の学部4年生・山田寛太君が、茨城県つくば市で開催された2018年度量子ビームサイエンスフェスタにおいて「学生奨励賞」を受賞しました。
講演タイトル:「オペランド観測によるコバルト触媒上の吸着アニオン挙動と触媒活性との相関」
この研究は、触媒の活きた状態を捉える「オペランド観測法」を利用し、水素製造のための水分解コバルト触媒上の吸着アニオンを観測することを目的に実験を行いました。その結果、触媒活性を決めている因子を明らかにすることができ、より優れた触媒開発を行う指針を得ることが可能となりました。
本シンポジウムは茨城県つくば市の放射光施設・KEK-PFなどが主催しており、X線・中性子線を利用した最先端の研究について発表・討論が行われました。その中で山田君は特に優れた発表を行い、修士・博士学生に混ざって学生奨励賞を受賞する快挙となりました(写真はこちら)。
平成30年度 各賞まとめ(応化関連)
大学院博士前期課程
化学系専攻 学長表彰 十川 みちる (ソガワ ミチル、藤井研) 物質化学コース
日本化学会中国四国支部支部長賞 吉武 真理 (ヨシタケ マリ、藤井研) 修士論文審査会物質化学コース ベストプレゼンテーション賞 中原 佑輔(ナカハラ ユウスケ、藤森研) 三好 莉央(ミヨシ リオ、酒多研) 大田 将巳(オオタ マサミ、小松研) 副島 大輝(ソエジマ ダイキ、鬼村研) 小早川 民江(コバヤカワ タミエ、中山研) 十川 みちる(ソガワ ミチル、藤井研) 生命化学コース
日本化学会中国四国支部支部長賞 村田 祐美 (ムラタ ユミ、西形研) 化学工学会中国四国支部長賞 長友 尚之 (ナガトモ ナオユキ、吉本誠研) 両コース共通
常盤賞 検見崎 裕太 (ケンミザキ ユウタ、堤研) 学部
化学長表彰 前田 比呂 (マエダ ヒロ、赤田研) 常盤賞 土屋 直輝 (ツチヤ ナオキ、西形研) 兼子 菜月 (カネコ ナツキ、酒多研) 日本化学会中国四国支部支部長賞 風早 夏帆 (カザハヤ ナツホ、堤研) 日本農芸化学会中四国支部 学生奨励賞 前田 比呂 (マエダ ヒロ、赤田研) 卒業論文審査会 ベストプレゼンテーション賞 仲川 智佳 (ナカガワ チカ、笠谷研) 山田 寛太 (ヤマダ カンタ、吉田研) 松岡 里歩 (マツオカ リホ、堤研) 森永 明日香(モリナガ アスカ、堤研) 石川 明日美(イシカワ アスミ、藤井研) 山本 敦也 (ヤマモト アツヤ、山吹研) 黒瀬 彩子 (クロセ アヤコ、西形研) 菊田 浩希 (キクタ ヒロキ、星田研) 野口 光貴 (ノグチ コウキ、上村研) 持溝 桂介 (モチミゾケイスケ、上村研) 化学系専攻博士前期課程2年・鈴木かのんさんが2018年日本化学会中国四国支部大会愛媛大会においてChemistry Letters Young Award(ポスター賞)を受賞
大学院創成科学研究科博士前期課程2年・鈴木かのんさん(中山研究室)が,愛媛大学城北キャンパスで開催された「2018年日本化学会中国四国支部大会愛媛大会」において「Chemistry Letters Young Award (ポスター賞)」を受賞しました。
講演タイトル:「活性炭素繊維上に被覆したオルガノマンガン酸化物によるヨウ化物イオンの吸脱着特性」
この研究は有機化合物と酸化還元活性な遷移金属酸化物からなる新規ナノコンポジットによるシナジーの発現を目ざして,中山研究室と広島大学・早川慎二郎教授が共同で実施しているものです。今回の講演では,カチオン性界面活性剤を導入した層状二酸化マンガンを活性炭素繊維上に作製し,そのヨウ化物イオンの吸脱着特性を明らかにしました。今回の受賞に対して,鈴木かのんさんは「大変嬉しく思っております。共同研究者の丸川竜一君(4年)とデータの提供やアドバイスを頂いた早川先生に感謝いたします。今回の賞を今後の研究活動の励みにしたいと思います。」と述べています。
修士2年・吉武真理さんが山口大学研究推進体/物質構造解析研究会 第3回ジョイントセミナーにおいて優秀ポスター賞を受賞
大学院創成科学研究科(藤井研究室)の修士2年・吉武真理さんが、山口大学吉田キャンパスで開催された山口大学研究推進体/物質構造解析研究会 第3回ジョイントセミナーにおいて「優秀ポスター賞」を受賞しました。
講演タイトル:「多分岐高分子を利用した均一網目イオンゲルの架橋反応制御:電気二重層キャパシタ用ゲル電解質への応用」
今回の講演では、4分岐型高分子をイオン液体電解液中で効率よくゲル化(架橋反応)するための方法論を反応速度論の枠組みで確立し、得られた高靱性・高強度な高分子ゲルをキャパシタ用ゲル電解質として応用した研究について発表を行いました。
化学系専攻博士前期課程1年・片岡風凱君が第55回化学関連支部合同九州大会において「優秀研究発表賞」を受賞
大学院創成科学研究科博士前期課程1年・片岡風凱君(中山研究室)が,北九州国際会議場で開催された「第55回化学関連支部合同九州大会」電気化学分野ポスターセッションにおいて「優秀研究発表賞」を受賞しました。
講演タイトル:「層状二酸化マンガンの水系における亜鉛イオン二次電池挙動」
この研究はエコフレンドリーな水系二次電池の開発を目ざして,中山研究室と山吹講師が共同で実施しているものです。今回の講演では,電気化学的に作製した層状二酸化マンガンが水溶液中で亜鉛イオンを可逆的に挿入/脱離すると同時に充放電することをエックス線回折・光電子分光法および電池試験によって明らかにしました。今回の受賞に対して,片岡風凱君は「まさか自分が表彰されるとは思いませんでした。共同研究者の名木田賢治君(4年)とアドバイスをくださった山吹先生に感謝いたします。水系二次電池の実現を目ざして益々頑張ってゆきたいと思います。」と述べています。
創成科学研究科化学系専攻 博士1年 崔君が国際学会でポスター賞を受賞
大学院創成科学研究科、堤研究室の崔 亮秀君(博士後期課程1年)が平成30年6月24日から29日にかけて開催された「The 16th International Symposium on Polymer Electrolytes (ISPE-16)」のポスター講演においてJournal of Materials Chemistry Aポスター賞を受賞しました。
今回受賞対象となった研究は「Contribution of ethyl group in poly(oxetane) electrolytes having nitrile groups in their side chain(ニトリル基側鎖を有するポリオキセタン電解質におけるエチル基の寄与)」です。リチウムイオン電池における、正極-負極間のリチウムイオンの受け渡しを担う電解質に用いる材料として、安全で取り扱いやすいポリマー材料は以前から注目を集めています。しかしながら、ポリマーの運動性の低さによってリチウムイオンの受け渡しが抑制されてしまい、電池性能が低くなってしまうことが問題となっていました。本研究では、ポリマー材料の一種である「ポリオキセタン」をベースとして、これに種々の構造を導入し、その性質を比較することで、リチウムイオン受け渡しのメカニズムの実験的な解明に挑戦しました。そのなかで、従来あまり注目されてこなかったエチル基が、実はリチウムイオン伝導機構に大きく影響を及ぼすことが明らかとなり、優れたリチウムイオン伝導度を示す新規材料の合成への一つの指針を提示することができました。
平成29年度 各賞まとめ(応化関連)
大学院博士前期課程
物質工学系専攻
研究科長賞 山根 侑 大学院博士前期課程
化学系専攻 学長表彰 石田 頌 物質化学コース
日本化学会 中国四国支部長賞 藤本 航太朗 修士論文審査会物質化学コース ベストプレゼンテーション賞 的野 圭祐 稲葉 祥 阿部真希子 藤本航太朗 西村興樹 吉永 浩平 生命化学コース
日本化学会 中国四国支部長賞 崔 亮秀 化学工学会中国四国支部長賞 学部
学長表彰 大原 崇義 常盤賞 山時 俊哉 上山 祐史 日本化学会中国四国支部支部長賞 柳井 和弥 日本農芸化学会中四国支部 学生奨励賞 川崎 千聖 卒業論文審査会 ベストプレゼンテーション賞 磯邊 圭吾 芳村 紀幸 岡田 拓弥 上山 祐史 上杉 奈菜美 応化奨励賞 2年生 田添 大地 江原 寧々 井原 エリカ 応化奨励賞 3年生 谷戸 謙太 大村 祐介 有馬 那奈子 応化奨励賞 4年生 前田 比呂 風早 夏帆 土屋 直輝 創成科学研究科化学系専攻・修士2年・藤本航太朗君が一般財団法人ササクラ環境科学財団の第1回一般研究助成に採択
大学院創成科学研究科化学系専攻博士前期課程2年,中山研究室の藤本航太朗君が一般財団法人ササクラ環境科学財団の第1回一般研究助成に採択されました(2017年8月31日)。研究課題は「低エネルギーでの水分解を可能にするバインダーフリーな電極触媒開発」です。
水の電気分解は炭素排出を伴わない理想的な水素製造プロセスですが,対極で起こる酸素発生反応の過電圧が大きく,全体の効率を低下させる原因になっています。藤本君の研究の目的は,現在,最も活性と言われるルテニウムやイリジウム酸化物と同等かそれ以上の効率で酸素発生反応を実現できる,安価で堅牢な電極触媒を開発することです。
修士1年・十川みちるさんが第54回化学関連支部合同九州大会において「優秀研究発表賞」を受賞
大学院創成科学研究科(藤井研究室)の修士1年・十川みちるさんが、北九州国際会議場で開催された第53回化学関連支部合同九州大会において「優秀研究発表賞」を受賞しました。
講演タイトル:「嵩高いフッ素化溶媒を用いたLiイオン電池用電解液の構造および電気化学特性」
今回の講演では、東ソーと共同で研究開発を進めている「フッ素系溶媒を用いた燃えないLi電池用電解液」の成果の一部、特に、電解液中でのLiイオンの溶存構造と電池特性の相関関係を分子レベルで解明した内容について発表を行いました。今回の受賞に対して十川さんは、「日頃の研究成果を評価して頂き大変嬉しく思います。はじめてのポスター発表でしたが、多くの方と自身の研究について深く議論ができ楽しかったです。今回の経験をこれからの研究開発に活かしていきたいです。」と述べています。
平成29年度応用化学科奨励賞
山口大学では成績優秀・人物優秀な学生を特別待遇学生として授業料を半分免除しています。
応用化学科では、それとは別途に年間を通じて成績優秀な学生を応用化学科奨励賞として各学年3名ずつ表彰しており、以下に今年度の表彰者を記載します。
特別待遇学生も応用化学科奨励賞も、すべての学生に等しくチャンスがありますので、学生の皆さんは是非頑張ってください。
- 1位 吉武 花恵
- 2位 有馬 那奈子
- 3位 石原 綾音
- 1位 土屋 直輝
- 2位 風早 夏帆
- 3位 前田 比呂
- 1位 大原 崇義
- 2位 川崎 千聖
- 3位 山時 俊哉
平成28年度 各賞まとめ(応化関連)
大学院博士後期課程
物質工学系専攻
学長表彰 茂野 交市 大学院博士前期課程
物質工学系専攻
学長表彰 中川 貴美子 日本化学会 中国四国支部長賞 小峰 恭平 物質化学専攻賞 金重 裕太 若松 英彰 修士論文審査会 ベストプレゼンテーション賞 中川 貴美子 馬場 亮平 和田 勝 金重 裕太 堀内 明 荒井 優磨 応用分子生命科学系専攻
医学系研究科奨励賞 古城 浩志 日本化学会中国四国支部長賞 古城 浩志 学部
学長表彰 竹内 健太郎 常盤賞 畝田 廣志 吉武 真理 日本化学会中国四国支部支部長賞 村田 祐美 日本農芸化学会中四国支部 学生奨励賞 村川 玄樹 卒業論文審査会 ベストプレゼンテーション賞 小早川 民江 伊藤 菜奈子 下西 勇志 鈴木 かのん 吉田 圭志朗 検見崎 裕太 十川 みちる 山根 銀太 白松 勇人 重成 早紀 山口 瑞季 三輪 直輝 理工学研究科物質化学専攻の西村興樹くんがトークシャワー・イン・九州2016において優秀ポスター賞を受賞
大学院理工学研究科・物質化学専攻,博士前期課程1年の西村興樹君(藤井研究室)が平成28年9月2日に開催された「トークシャワー・イン・九州2016(主催・電気化学会九州支部)」のポスター講演において優秀ポスター賞を受賞しました。
対象となった研究テーマは「グライム溶媒を用いたMg二次電池用電解液中のイオン溶媒和と電極反応」です。今回の講演では、Mg二次電池用電解液として有望なグライム(オリゴエーテル)系電解液中のMgイオンの溶存状態を構造論・エネルギー論の両観点から解明し、この結果に基づいてMg負極上での析出・溶解反応のメカニズムを分子レベルで議論した研究内容について発表しました。
理工学研究科物質化学専攻の中川貴美子さんが第53回化学関連支部合同九州大会において優秀研究発表賞を受賞
大学院理工学研究科・物質化学専攻,博士前期課程(中山研究室)2年 中川貴美子さん(写真左)が平成28年7月2日(土),北九州国際会議場(北九州市)で開催された「第53回化学関連支部合同九州大会」電気化学分野ポスターセッションにおいて優秀研究発表賞を受賞しました。対象となった研究テーマは「層状オルガノマンガン酸化物へのコバルトドーピングとその効果」です。
中川さんは,界面活性剤分子をマンガン酸化物ナノシート間にサンドイッチした新規な有機/無機ナノハイブリット材料の開発を行い,ヨウ化物イオンの収着およびセンサーへの応用に,共同研究者の鈴木かのんさん(工学部応用化学科4年,写真右)といっしょに取り組んできました。
今回は,マンガン酸化物骨格にコバルトイオンをドーピングした薄膜の特性について報告しました。コバルトの導入によってヨウ化物イオンセンサーとしての性能が大きく向上し,極微量のヨウ素を迅速に検出できることを明らかにしました。
今回の受賞について中川さんは,「今回,このような賞を受賞することができ,大変嬉しく光栄に思います。今までの研究活動がこのような形で評価されたことは,私にとって大きな自信となりました。この度の結果に浮かれることなく,更なる成果を残せるように今後も研究に真摯に向き合っていきたいです。」と述べています。
平成27年度 学生の表彰
大学院博士後期課程
物質工学系専攻
学長表彰 山藤 知徳 応用分子生命科学系専攻
医学系研究科奨励賞 飯盛 遊 化学工学会中国四国支部長賞 飯盛 遊 大学院博士前期課程
物質工学系専攻
学長表彰 木村 俊貴 日本化学会 中国四国支部長賞 藤本 亮 物質化学専攻賞 間 泰佑 表面技術協会九州支部長賞 片山 拓哉 修士論文審査会 ベストプレゼンテーション賞 毛利 裕治 片山 拓哉 阿武 真梨香 前田 竜也 糸永 幸平 橋間 昇平 応用分子生命科学系専攻
医学系研究科奨励賞 田中 聡之 日本化学会 中国四国支部長賞 紫垣 菜穂 学部
工学部長表彰 生月 千晶 日本化学会 中国四国支部長賞 崔 亮秀 常盤賞 石田 頌 山本 和登 日本農芸化学会中四国支部 学生奨励賞 亀丸 卓志 卒業論文審査会 ベストプレゼンテーション賞 石田 頌 辻 竜海 岸 雄飛 谷口 百恵 崔 亮秀 平井 美幸 清水 郁弥 中島 大樹 小川 真央