遺伝子検査室 |
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遺伝とは体(細胞)の特徴が次の世代に伝わることです。この特徴は細胞を構成するタンパク質の種類や量によって決まり、このような情報を保存しているものが遺伝子です。遺伝子を調べることで体の特徴を調べたり、病原体などのヒトにはない特徴を持つ細胞の存在を調べることが出来ます。 |
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感染症関連検査 |
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HBV-DNA(B型肝炎ウイルス)およびHCV-RNA(C型肝炎ウイルス)定量検査を行います。ウイルスの遺伝子の一部を抽出し、リアルタイムPCR(Polymerase
Chain Reaction) 法を用いて増幅・検出します。血液中の極微量なウイルスを高感度に検出する検査です。
B型肝炎やC型肝炎の治療効果判定、予後の推定に有用です。
また胃内視鏡廃液を用いたヘリコバクターピロリ核酸検出検査や先進医療として前房水を用いた眼感染症PCR検査などを行っています。
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遺伝子変異解析検査 |
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遺伝子変異とは、遺伝子配列の変化が集団の中で1%未満の頻度で認められ、機能的に大きな違いが現れることを指します。
具体的には眼科における角膜の混濁やびらんを主な症状として発症する角膜ジストロフィーの遺伝子変異解析(TGFBI、M1S1、CHST6、KRT3、KRT12
)を行っています。 |
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遺伝カウンセリング支援 |
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遺伝カウンセリングとは、遺伝性疾患の患者・家族等(クライアント)に対して十分なコミュニケーションをとった上で、適切な情報を提供し支援する医療行為です。
平成20年4月より保険診療となり、クライアントと担当医を交えた遺伝カウンセリングの際に臨床遺伝専門医、看護師とともに臨床検査技師もスタッフとして参加しています。 |
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日本臓器移植ネットワーク関連検査 |
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腎臓移植希望者を対象に登録業務に携わります。 組織適合性検査として、ABO式・Rh型血液型(輸血部担当)とHLA型検査を行い、年間単位で登録患者の血清保存・管理を行います。
詳しくは日本臓器移植ネットワークにお問い合わせ下さい。
⇒日本臓器移植ネットワークホームページ |