芸術論特殊講義2004


授業の概要

この講義では、国内外で開催されている国際美術展の現況について解説します。デジタル画像やビデオの上映を交えながら国際美術展の歴史、代表的な国際美術展を紹介したのち、特に1990年代以降のグローバリゼーションの影響について、ヨーロッパとアジアとの対比の中で見ていきます。


授業の一般目標

1.国際美術展の現況について理解する。
2.現代美術に関心をもつ。


授業の到達目標

知識・理解の観点

 1.現代美術の面白さ、展覧会の面白さがわかる。2.代表的な国際美術展について簡単な説明ができる。

思考・判断の観点

 1.幅広く深い教養を背景に、美術作品の好悪巧拙の判断ができる。2.国際美術展について肯定的な側面と課題とを指摘できる。

関心・意欲の観点

 1.自分の感性を絶えず磨き続ける。2.幅広い教養を身につける。

態度の観点

 1.国内で開催されている展覧会情報をチェックし、心の琴線に触れた展覧会には実際に出掛けてみる。2.海外旅行に出掛ける際には、旅先の美術館や美術展を訪れる。

 

 

授業計画

前半は、国際美術展の歴史、日本の参加・開催の経緯等について概観する。中盤は毎回1つの国際美術展を取り上げ、話題を集めた作品の紹介や、企画者の意図等の解説を行う。後半は、ヨーロッパとアジアとの対比の中で、国際美術展におけるグローバリゼーションの問題を究明する。

4/13

 オリエンテーション

4/20

 国際美術展とグローバリゼーション(1)

4/27

 国際美術展とグローバリゼーション(2)

5/11

 国際美術展の歴史(1)

5/18

 国際美術展の歴史(2)

5/25

 日本の参加・開催の経緯

6/1

 マニフェスタ1-4紹介

6/8

 (休講)

6/15

 (休講)

6/22

 マニフェスタ5紹介(1)

6/29

 マニフェスタ5紹介(2)

7/6

 ヴェネツィア・ビエンナーレ紹介

7/13

 ドクメンタ紹介

7/20

 まとめ:国際美術展とグローバリゼーション

7/27

 期末試験

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