美術史2004


授業の概要

この講義では、「西欧美術史学」の歴史について講義します。日本の美術史学は、西欧美術史学から様々な問題意識を吸収してきました。グローバリゼーション時代に日本の大学で美術史を学ぶということについて受講生の皆さんとともに考えてみたいと思います。


授業の一般目標

1.西欧美術史学の知的遺産の基本部分を学ぶ。
2.西欧美術史学を相対化する。


授業の到達目標

知識・理解の観点

 西欧美術史学によって生み出された用語の意味が説明できる。

思考・判断の観点

 西欧美術史学の有用性と問題について、独自の見解を述べることができる。

関心・意欲の観点

 西欧美術史学の影響下に、現在さまざまな国で展開されている「美術史学」と西欧美術史学、という構図から、自ら一歩踏み出そうという知的意欲を持つ。

態度の観点

 「美術史とは何か」という問題意識をもって、さまざまな著作を渉猟し、独自の美術史観を育む。

 

 

授業計画

16世紀イタリアで活躍したヴァザーリ以後、ポストコロニアリズムの現在まで、西欧美術史学の展開を追いつつ解説します。

4/15

 0. オリエンテーション:透明な存在とメタ・ヒストリー

4/22

 1. 列伝史:ヴァザーリ

5/6

 2. 考古学と美術史:ヴィンケルマン

5/13

 3. 目利きと作品目録:モレッリ―ベレンソン

5/20

 4. 美術史の自律性:リーグル

5/27

 5. 様式史:ヴェルフリン

6/3

 6. イコノロジー:パノフスキー

6/10

 (休講)

6/17

 7. 美術史学の拡散

6/24

 8. 知覚心理学と美術史:ゴンブリッチ

7/1

 9. 社会史・社会学と美術史:バクサンドール

7/8

 10. フェミニズムと美術史:ポロック

7/15

 11. ポストコロニアル研究と美術史

7/22

 12. まとめ

7/29

 期末試験

参考図書

美術史

ユーリウス・フォン・シュロッサー『美術史「ウィーン学派」』、細井雄介訳、中央公論美術出版、2000年

グザヴィエ・バラル・イ・アルテ『美術史入門』(文庫クセジュ 821)、吉岡健二郎・上村博訳、白水社、1999年

ポール・デューロ、マイケル・グリーンハルシュ『美術史の辞典』、中森義宗・清水忠訳、東信堂、1998年

高階秀爾・三浦篤編『西洋美術史ハンドブック』、新書館、1997年

ウード・クルターマン『美術史学の歴史』、勝國興・高坂一治訳、中央公論美術出版、1996年

マルシア・ポイントン『はじめての美術史』、スカイドア、1995年

マーク・ロスキル『美術史とは何か』、中森義宗訳、日貿出版社、1987年

ハンス・ゼードルマイア『芸術と真実―美術史の理論と方法のために』、島本融訳、みすず書房、1983年

オットー・ペヒト『美術への洞察』、前川誠郎・越宏一訳、岩波書店、1982年

リオネルロ・ヴェントゥーリ『美術批評史』、辻茂訳、みすず書房、1971年

高階秀爾『美の思索家たち』(高階秀爾コレクション)、青土社、1993年 (新潮社版:1967年)

Robert S. Nelson and Richard Shiff (eds), Critical Terms for Art History, University of Chicago Press, Chicago, 1996.

美学・芸術学

金田晋編著『芸術学の100年―日本と世界の間』、勁草書房、2000年

谷川渥『芸術をめぐる言葉』、美術出版社、2000年

藤枝晃雄・谷川渥編『芸術理論の現在―モダニズムから』(芸術学叢書)、東信堂、1999年

太田喬夫『芸術学を学ぶ人のために』、世界思想社、1999年

神林恒道・太田喬夫編『芸術に於ける近代』、ミネルヴァ書房、1999年

『芸術学がわかる』(AERA Mook 9)、朝日新聞社、1997年

佐々木健一『美学辞典』、東京大学出版会、1995年

ウード・クルターマン『芸術論の歴史』、神林恒道、太田喬夫訳、勁草書房、1993年

谷村晃・原田平作・神林恒道編『芸術学の軌跡』、勁草書房、1992年

神林恒道・潮江宏三・島本浣編『芸術学ハンドブック』、勁草書房、1989年

今道友信編『西洋美学のエッセンス―西洋美学理論の歴史と展開』、ぺりかん社、1987年 (新装版 1994年)

山本正男監修『芸術学の方法』(芸術学研究双書)、玉川大学出版部、1985年

「新しい美術史」以後

宮下誠『逸脱する絵画』(20世紀芸術学講義 I)、法律文化社、2002年

松井みどり『アート:芸術が終わったあとのアート』、朝日出版社、2002年

ロバート・S.ネルソン、リチャード・シフ編『美術史を語る言葉 22の理論と実践』、加藤哲弘、鈴木広之、秋庭 史典訳、ブリュッケ、2002年

若林直樹『退屈な美術史をやめるための長い長い人類の歴史』、河出書房新社、1999年

ハンス・ベルティング『美術史の終焉?』、元木幸一訳、勁草書房、1991年

ジョン・バージャー『イメージ 視覚とメディア』、伊藤俊治訳、PARCO出版、1986年

Ziauddin Sardar, Rasheed Araeen, Sean Cubitt (ed. by), The Third Text Reader on Art, Culture and Theory,  London, Continuum, 2002.
 

ヴァザーリ

ロラン・ル・モレ『ジョルジョ・ヴァザーリ―メディチ家の演出者』、平川祐弘、平川恵子訳、白水社、2003年

ヴァザーリ『続ルネサンス画人伝』、平川祐弘、仙北谷茅戸、小谷年司訳、白水社、1995年

ヴァザーリ『ルネサンス彫刻家建築家列伝』、森田義之監訳、白水社、1989年

ヴァザーリ『ルネサンス画人伝』、平川祐弘、小谷年司、田中英道訳、白水社、1982年

ヴァザーリ研究会編『ヴァザーリの芸術論 『芸術家列伝』における技法論と美学』、平凡社、1980年

T. S. R. Boase, Giorgio Vasari: The Man and the Book, Princeton University Press, 1979.

Giorgio Vasari, Lives of the most eminent painters, sculptors & architects, newly tr. by Gaston du C. de Vere, repr. of 1915 ed., New York : AMS, 1976.

ヴィンケルマン

ヨハン・ヨアヒム・ヴィンケルマン『古代美術史』、中山典夫訳、中央公論美術出版、2001年

ヴィンケルマン『ギリシア美術模倣論』 、澤柳大五郎訳、座右宝刊行会、1976年

リーグル

アロイス・リーグル『美術様式論 装飾史の基本問題』(美術名著選書 11)、長広敏雄訳、岩崎美術社、1970年

ヴェルフリン

ハインリヒ・ヴェルフリン『美術史の基礎概念 近世美術における様式発展の問題』、海津忠雄訳、慶應義塾大学出版会、2000年

ヴェルフリン『美術史の基礎概念 近世美術における様式発展の問題』、守屋謙二訳、岩波書店、1936年

H.ヴェルフリン『古典美術』、守屋謙二訳、美術出版社、1962年

フォール

エリー・フォール『形態の精神』(美術史 6)、星埜守之訳、国書刊行会、2003年

エリー・フォール『古代美術』(美術史 1)、篠塚千恵子訳、国書刊行会、2002年

エリー・フォール『約束の地を見つめて』(叢書ウニベルシタス  43)、古田幸男訳、法政大学出版局、1973年

フォシヨン

アンリ・フォシヨン『フォルムの素描家 レンブラント』、原章二訳、彩流社、2002年

H.フォシヨン『ラファエッロ 幸福の絵画』(平凡社ライブラリー 412)、原章二訳、平凡社、2001年

アンリ・フォシヨン『ピエロ・デッラ・フランチェスカ』、原章二訳、白水社、1997年

アンリ・フォシヨン『西欧の芸術 ゴシック』(SD選書116・117)上・下、神沢栄三ほか訳、鹿島出版会、1976年

アンリ・フォシヨン『西欧の芸術 ゴシック』、神沢栄三ほか訳、鹿島出版会、1972年

アンリ・フォシヨン『西欧の芸術 ロマネスク』(SD選書114・115)上・下、神沢栄三ほか訳、鹿島出版会、1976年

アンリ・フォシヨン『西欧の芸術 ロマネスク』、神沢栄三ほか訳、鹿島出版会、1970年

アンリ・フォション『ロマネスク彫刻 形体の歴史を求めて』、辻佐保子訳、中央公論社、1975年

アンリ・フォシヨン『至福千年』、神沢栄三訳、みすず書房、1971年

アンリ・フォーション『形の生命』、杉本秀太郎訳、岩波書店、1969年

マール

エミール・マール『中世末期の図像学』(中世の図像体系 5-6)上・下、田中仁彦[ほか]訳、国書刊行会、2000年

エミール・マール『ゴシックの図像学』(中世の図像体系 3-4)上・下、田中仁彦[ほか] 訳、国書刊行会、1998年

エミール・マール『ロマネスクの図像学』(中世の図像体系 1-2)上・下、田中仁彦[ほか]訳、国書刊行会、1996年

エミール・マール『ヨーロッパのキリスト教美術 12世紀から18世紀まで』(岩波文庫)上・下、柳宗玄、荒木成子訳、岩波書店、1995年

エミール・マール『ヨーロッパのキリスト教美術 12世紀から18世紀まで』、柳宗玄、荒木成子訳、岩波書店、1980年

エミール・マール『キリストの聖なる伴侶たち』、田辺保訳、みすず書房、1991年

ヴァールブルク

アビ・ヴァールブルク『サンドロ・ボッティチェッリの「ウェヌスの誕生」と「春」 イタリア初期ルネサンスにおける古代表象に関する研究』(ヴァールブルク著作集 1)、富松保文訳、ありな書房、2003年

アビ・ヴァールブルク『デューラーの古代性とスキファノイア宮の国際的占星術』(ヴァールブルク著作集 5)、加藤哲弘訳、ありな書房、2003年

アビ・ヴァールブルク『蛇儀礼 北アメリカ, プエブロ・インディアン居住地域からのイメージ』(ヴァールブルク著作集 7)、加藤哲弘訳、ありな書房、2003年

田中純『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』、青土社、2001年

E. H. ゴンブリッチ『アビ・ヴァールブルク伝 ある知的生涯』、鈴木杜幾子訳、晶文社、1986年

パノフスキー

アーウィン・パノフスキー『イコノロジー研究』(ちくま学芸文庫)上・下、浅野徹[ほか]訳、2002年

アーウィン・パノフスキー『イコノロジー研究 ルネサンス美術における人文主義の諸テーマ』、浅野徹[ほか]訳、1971年

アーウィン・パノフスキー『芸術学の根本問題』、細井雄介訳、中央公論美術出版、1994年

レイモンド・クリバンスキー、アーウィン・パノフスキー、フリッツ・ザクスル『土星とメランコリー 自然哲学、宗教、芸術の歴史における研究』、田中英道監訳、榎本武文、尾崎彰宏、加藤雅之訳、晶文社、1991年

アーウィン・パノフスキー『ゴシック建築とスコラ学』、前川道郎訳、平凡社、1987年

アーウィン・パノフスキー『アルブレヒト・デューラー 生涯と芸術』、中森義宗、清水忠訳、日貿出版社、1984年

アーウィン・パノフスキー『イデア』、中森義宗、野田保之、佐藤三郎訳、思索社、1982年

ドラおよびエルヴィン・パノフスキー『パンドラの箱 神話の一象徴の変貌』、阿天坊耀、塚田孝雄、福部信敏訳、美術出版社、1975年

アーウィン・パノフスキー『ルネサンスの春』、中森義宗、清水忠訳、思索社、1973年

Erwin Panofsky, Perspective as Symbolic Form, trans. Christoper S. Wood. Zone Books, New York, 1991.

Erwin Panofsky, Aufsatze zu Grundfragen der Kunstwissenshaft, Wissenschaftsverlag Volker Spiess, Berlin, 1985.

Erwin Panofsky, Meaning in the visual arts, Harmondsworth : Penguin, 1970.

Dora and Erwin Panofsky, Pandra's Box: The Changing Aspects of a Mythical Symbol, Princeton University Press, Princeton, 1991(Bollingen Foundation, 1956)

Erwin Panofsky, The Life and Art of Albrecht Dürer (1943), Princeton University Press, Princeton, 1971.

Erwin Panofsky, Studies in iconology : humanistic themes in the art of the Renaissance (1939), Icon editions, 1972.

Erwin Panofsky, Studies in iconology: humanistic themes in the art of the Renaissance (1939), Harper & Row, New York, 1962.

Michael Ann Holly, Panofsky and the Foundations of Art History, Cornell University Press, Ithaca, 1984.

ゴンブリッチ

E. H. ゴンブリッチ『棒馬考 イメージの読解』、二見史郎、谷川渥、横山勝彦訳、勁草書房、1994年(完訳版)

E. H. ゴンブリッチ『装飾芸術論』、白石和也訳、岩崎美術社、1989年

E. H. ゴンブリッチ『アビ・ヴァールブルク伝 ある知的生涯』、鈴木杜幾子訳、晶文社、1986年

E. H. ゴンブリッチ『芸術と幻影』(美術名著選書 22)、瀬戸慶久訳、岩崎美術社、1979年

E. H. ゴンブリッチ『美術の歩み 上』、友部直訳、美術出版社、1972年

E. H. ゴンブリッチ『美術の歩み 下』、友部直訳、美術出版社、1974年

E. H. Gombrich, Art and illusion: A Study in the Psychology of Pictorial Representation, Princeton University Press, Princeton, 1969.

シャピロ

マイヤー・シャピロ、エルンスト・H・ゴンブリッチ『様式』、細井雄介、板倉壽郎訳、中央公論美術出版、1997年

マイヤー・シャピロ『ゴッホ』(BSSギャラリー世界の巨匠)、黒江光彦訳、美術出版社、1992年

マイヤー・シャピロ『セザンヌ』(BSSギャラリー世界の巨匠) 、黒江光彦訳、美術出版社、1991年

メイヤー・シャピロ『モダン・アート 19-20世紀美術研究』 、二見史郎訳、みすず書房、1984年

ユイグ

ルネ・ユイグ『かたちと力 原子からレンブラントへ』、西野嘉章、寺田光徳訳、潮出版社、1988年

ルネ・ユイグ『ドラクロワ』(世界美術全集 座右宝刊行会編 14)、阿部良雄、高階秀爾訳、小学館、1977年

ルネ・ユイグ『モナ・リザ レオナルド・ダ・ヴィンチ ルーヴル美術館』(巨匠の名画)、高階秀爾訳、美術出版社、1974年

ルネ・ユイグ、池田大作『闇は暁を求めて』(1-3 聖教文庫)、聖教新聞社、1985年

ルネ・ユイグ、池田大作『闇は暁を求めて 美と宗教と人間の再発見』、講談社、1981年

ルネ・ユイグ『イメージの力 芸術心理学のために』 、池上忠治訳、美術出版社、1969年

ルネ・ユイグ『見えるものとの対話』(1-3)、中山公男、高階秀爾訳、美術出版社、1965年(3版)

ルネ・ユイグ『見えるものとの対話』(2, 3)、中山公男、高階秀爾訳、美術出版社、1964年(再版)

ルネ・ユイグ『見えるものとの対話』(1-3)、中山公男、高階秀爾訳、美術出版社、1962年

ポール・ゴーギャン『タヒチ・ノート ゴーギャン手稿』(ルネ・ユイグ、東珠樹解説)、美術公論社、1987年

グリーンバーグ

クレメント・グリーンバーグ「モダニズムの絵画」、川田都樹子、藤枝晃雄訳、『モダニズムのハード・コア』 『批評空間』1995年臨時増刊号、太田出版、pp.44-51.

クレメント・グリーンバーグ「近代主義絵画」、桑原住雄訳、『現代の美術 別巻 現代美術の思想』 高階秀爾、中原佑介編、講談社、1972年、pp.46-51.

クレメント・グリーンバーグ「モダニストの絵画」、『現代アメリカの視覚芸術』、森桂一、上昭二訳 ダヴィッド社、1963年、pp.162-167.

クレメント・グリーンバーグ「抽象表現主義以後」、川田都樹子、藤枝晃雄訳、『モダニズムのハード・コア』 『批評空間』1995年臨時増刊号、太田出版、pp.52-65.

Clement Greenberg, Clement Greenburg: The Collected Essays and Criticism vol.1, Perceptions and Judgments 1939-1944, John O'Brian (ed.), University of Chicago Press, Chicago, 1988.

Clement Greenberg, Clement Greenburg: The Collected Essays and Criticism vol. 2, Arrogant Purpose, 1945-1949, John O'Brian (ed.), University of Chicago Press, Chicago, 1988.

Clement Greenberg, Clement Greenburg: The Collected Essays and Criticism vol. 3, Affirmations and Refusals, 1950-1956, John O'Brian (ed.), University of Chicago Press, Chicago, 1995.

Clement Greenberg, Clement Greenburg: The Collected Essays and Criticism vol. 4, Modernism with a Vengeance, 1957-1969, John O'Brian (ed.), University of Chicago Press, Chicago, 1995.
 

クラウス

ロザリンド・E. クラウス『ピカソ論』、松岡新一郎訳、青土社、2000年

ロザリンド・E. クラウス『オリジナリティと反復 ロザリンド・クラウス美術評論集』、小西信之訳、リブロポート、1994年

October: the second decade, 1986-1996, ed. by Rosalind Krauss [et al.], MIT Press, Cambridge, Mass., 1997.

Yve-Alain Bois and Rosalind Krauss, Formless: a user's guide, Zone Books, New York, 1997.

Rosalind E. Krauss, The Optical Unconscious, MIT Press, Cambridge, Mass., 1993.

Rosalind E. Krauss, The Originality of the Avant-Garde and Other Modernist Myths, MIT Press, Cambridge, 1986.

バクサンドール

マイケル・バクサンドール『ルネサンス絵画の社会史』、篠塚二三男、石原宏、豊泉尚美、池上公平訳、平凡社、1989年

Michael Baxandall, Painting and Experience in Fifteenth Century Italy: A Primer in the Social History of Pictorial Style (1972),  2nd edition, Oxford University Press, 1988.

アルパース

スヴェトラーナ・アルパース『描写の芸術』、幸福輝訳、ありな書房、1993年

Svetlana Alpers, The Art of Describing, University of Chicago Press, Chicago, 1984.

ノックリン

リンダ・ノックリン『絵画の政治学 フェミニズム・アート』、坂上桂子訳、彩樹社、1996年

Linda Nochlin, The Politics of Vision: Essays on Nineteenth-Century Art and Society, Harper Perennial, 1991.

ポロック

グリゼルダ・ポロック『視線と差異 フェミニズムで読む美術史』、萩原弘子訳、新水社、1998年

ロジカ・パーカー、グリゼルダ・ポロック『女・アート・イデオロギー:フェミニストが読みなおす芸術表現の歴史』、萩原弘子訳、新水社、1992年

ウィルヘルム・ウーデ『ゴッホ』(アート・ライブラリー)、グリゼルダ・ポロック作品解説、坂上桂子訳、西村書店、1997年

Griselda Pollock, Differencing the Canon: Feminist Desire and the Writing of Art's Histories, Routledge, London, 1999.

Griselda Pollock (ed.), Generations and Geographies in the Visual Arts: Feminist Readings, Routledge, London, 1996.

Griselda Pollock, Avant-garde gambits, 1888-1893: gender and the colour of art history (The Walter Neurath memorial lectures 24), Thames and Hudson, London, 1992.

Griselda Pollock and Fred Orton, Avant-Gardes and Partisans Reviewed, St. Martin's Press, 1996.