美学・美術史特殊講義二〇一二


授業の概要

この講義では、二〇一二年度開催の展覧会を紹介します。特に、企画趣旨や出品作品、作家について解説します。


授業の一般目標

一、幅広い分野の作品に親しむ。
二、各展覧会の企画趣旨について理解する。
三、美術展や美術館の制度と背景について理解する。


授業の到達目標

知識・理解の観点

 一、基礎的な美術史の用語を理解し、それを用いて作品を説明できる。
 二、企画展、常設展、公募展、巡回展、回顧展、テーマ展などの展覧会を区別できる。

思考・判断の観点

 展覧会の企画趣旨を読み解き、それに対する自らの考えを述べることができる。

関心・意欲の観点

 一、国内で開催されている展覧会情報をチェックし、心の琴線に触れた展覧会には実際に出掛けてみる。
 二、海外旅行に出掛ける際には、旅先の美術館や美術展を訪れる。

 

 

授業計画

企画趣旨についての解説や作品画像の上映によって、毎週一つずつ展覧会を紹介します。

十・二

 (休講) 台北ビエンナーレ調査

十・九

 オリエンテーション/<第一講> 第66回山口県美術展覧会

十・十六

<第二講> ボストン美術館―日本美術の至宝

十・二十三

 (休講) 釜山ビエンナーレ、光州ビエンナーレ調査

十・三十

<第三講> ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年

十一・六

<第四講> 生誕100年 松本竣介展

十一・十三

<第五講> 古萩―江戸の美意識― ※課題レポート  提出レポート一覧

十一・二十

<第六講> ポール・デルヴォー展―夢をめぐる旅―

十一・二十七

 (休講) 編入学・転学部・転学科・転コース試験

十二・四

<第七講> マウリッツハイス美術館展―オランダ・フランドルの至宝―

十二・十一

<第八講> エル・グレコ展

十二・十八

<第九講> 第25回UBEビエンナーレ応募作品展

一・八

<第十講> 会田誠―天才でごめんなさい

一・十五

 (休講) 月曜振替

一・二十二

<第十一講> 3・11とアーティスト―進行形の記録

一・二十九

 (休講) 試験会場の都合により

二・五

 期末試験

リンクシラバス


展覧会案内

大正ロマン昭和モダン展―竹久夢二・高畠華宵とその時代/山口県立美術館 11/17〜12/24

古萩―江戸の美意識―/山口県立萩美術館・浦上記念館 10/20〜12/9

ポール・デルヴォー展―夢をめぐる旅―/下関市立美術館 11/17〜2013.1/14

第25回UBEビエンナーレ応募作品展/ときわ湖水ホール 12/16〜2013.1.20

靉嘔―ふたたび虹のかなたに/広島市立現代美術館 11.3〜2013.1/14

世界遺産―ヴェネツィア展/広島県立美術館 10/6〜11/25

日本の印象派―金山平三展/ひろしま美術館 9/15〜11/4

生誕100年―松本竣介展/島根県立美術館 9/29〜11/11

大英博物館―古代エジプト展/福岡市美術館 10/6〜11/25

アジアをつなぐ―境界を生きる女たち 1984-2012/福岡アジア美術館 9/1〜10/21

ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年/九州国立博物館 10/9〜12/2

ボストン美術館―日本美術の至宝/九州国立博物館 2013.1/1〜3/17

絵師・金蔵 生誕200年記念―大絵金展/高知県立美術館 10/28〜12/16

マウリッツハイス美術館展―オランダ・フランドルの至宝―/神戸市立博物館 9/29〜2013.1/6

エル・グレコ展/国立国際美術館 10/16〜12/24

アラブ・エクスプレス展―アラブ美術の今を知る/森美術館 6/16〜10/28

3・11とアーティスト―進行形の記録/水戸芸術館現代美術センター 10/13〜12/9