美学・美術史特殊講義二〇一〇


授業の概要

この講義では、二〇一〇年度開催の展覧会を紹介します。特に、企画趣旨や出品作品、作家について解説します。


授業の一般目標

一、幅広い分野の作品に親しむ。
二、各展覧会の企画趣旨について理解する。
三、美術展や美術館の制度と背景について理解する。


授業の到達目標

知識・理解の観点

 一、基礎的な美術史の用語を理解し、それを用いて作品を説明できる。
 二、企画展、常設展、公募展、巡回展、回顧展、テーマ展などの展覧会を区別できる。

思考・判断の観点

 展覧会の企画趣旨を読み解き、それに対する自らの考えを述べることができる。

関心・意欲の観点

 一、国内で開催されている展覧会情報をチェックし、心の琴線に触れた展覧会には実際に出掛けてみる。
 二、海外旅行に出掛ける際には、旅先の美術館や美術展を訪れる。

 

 

授業計画

企画趣旨についての解説や作品画像の上映によって、毎週一つずつ展覧会を紹介します。

十・五

   <零>   オリエンテーション

十・十二

<第一講> 「あいちトリエンナーレ2010

十・十九

<第二講> 「瀬戸内国際芸術祭 2010

十・二十六

<第三講> 「韓国モダンアートの波―釜山市立美術館コレクション展

十一・二

<第四講> 「彫刻家エル・アナツイのアフリカ―アートと文化をめぐる旅」 課題レポート

十一・九

<第五講> 「シアトル美術館所蔵 日本・東洋美術名品展 美しきアジアの玉手箱

十一・十六

<第六講> 「ボストン美術館 浮世絵名品展 錦絵の黄金時代―清長、歌麿、写楽

十一・二十三

 (休講) 勤労感謝の日

十一・三十

 (休講) 編入学試験

十二・七

<第七講> 「吉村芳生展―とがった鉛筆で日々をうつしつづける私

十二・十四

<第八講> 「ナポリ・宮廷と美―カポディモンテ美術館展

十二・二十一

<第九講> 「ウフィツィ美術館自画像コレクション」展

十二・二十八

 (休講) 冬期休業

一・四

 (休講) 冬期休業

一・十一

<第十講> 「ルノワール―伝統と革新」 課題レポート提出〆切  提出レポート一覧

一・十八

<第十一講> 「没後120年 ゴッホ展

一・二十五

<第十二講> 「フランク・ブラングィン

二・二

 期末試験

 

 

リンクシラバス


展覧会案内

瀬戸内国際芸術祭 2010 7/19〜10/31

あいちトリエンナーレ2010 8/21〜10/31

韓国モダンアートの波―釜山市立美術館コレクション展/福岡アジア美術館 9/18〜11/3

ナポリ・宮廷と美―カポディモンテ美術館展/京都府京都文化博物館 10/9〜12/5

彫刻家エル・アナツイのアフリカ―アートと文化をめぐる旅/国立民族学博物館 9/16〜12/7

没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった/国立新美術館 10/1〜12/20

シャガールーロシア・アヴァンギャルドとの出会い〜交錯する夢と前衛〜/福岡市美術館 10/23〜2011年1/10

森村泰昌:なにものかへのレクイエム―戦場の頂上の芸術/広島市現代美術館 10/23〜2011年1/10

吉村芳生展―とがった鉛筆で日々をうつしつづける私/山口県立美術館 10/2712/12

ウフィツィ美術館―自画像コレクション/国立国際美術館 11/27〜2011年2/20

セーヌの流れに沿って―印象派と日本人画家たちの旅/ひろしま美術館 2011年1/3〜2/27

モネとジヴェルニーの画家たち/岡山県立美術館 2011年2/25〜4/10