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学会・研究会活動

山大医学部第二内科

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【学会レポート】JHRS2026~京都~

2026年07月30日

2026年7月23日〜25日に、国立京都国際会館で開催された第72回日本不整脈心電学会学術大会(JHRS 2026)に参加しました。

ちょうど京都では祇園祭・後祭の宵山が行われており、最高気温39℃という厳しい暑さの中でしたが、京都らしい風情を存分に感じられる特別な3日間となりました。

学会には6,000人を超える参加者が集まり、山口県の関連病院からも多くの先生方が参加されました。当院からは、吉賀先生、福田先生、小室(拓)先生、石口先生(シンポジウム)、橋本先生が発表を行いました。

今年の学会では、心房細動アブレーションが本格的なPFA時代へ移行していることを改めて実感しました。各デバイスの特徴を踏まえた使い分けや、合併症への対策、さらにHFpEFと心房細動マネジメントなど、日常診療に直結する示唆に富んだセッションが数多くあり、大変勉強になりました。

学会終了後は参加した先生方と懇親会を開き、診療や研究について活発な情報交換を行いました。美味しい料理とともに交流を深めることができ、とても充実した時間となりました。


【学会レポート】第71回日本透析医学会学術集会・総会にて澁谷正樹先生が講演を行いました

2026年06月22日

去る6月19日、第71回日本透析医学会学術集会・総会におきまして、当講座の澁谷正樹先生が「透析医療における水素の可能性と臨床実装に向けた課題」と題して講演を行いました

会場の熱気と注目度

当日は200名以上の会場が満席となり、水素医療に対する関心の高さがうかがえる熱気の中での発表となりました。
水素医療の可能性

講演では、透析液への水素溶存法と水素吸入法の相違点といった基礎的な解説に加え、特定臨床研究により明らかとなった「透析患者様の疲労感の改善」および「EPO抵抗性の改善と貧血の改善」といった臨床データについて詳細な報告を行いました。

第一人者「中山昌明先生」からのエール

また、当領域の第一人者である聖路加国際病院の中山昌明先生からは、「透析治療の本質的な向上には水素活用が不可欠であり、ともに頑張っていきたい」との力強いお言葉をいただき、改めて研究の意義を再確認する貴重な機会となりました。

今後の展望

今後も山口から革新的な水素医療を全国、そして未来へ発信できるよう、臨床実装に向けた研究を推進してまいります。



【学会レポート】第128回日本循環器学会 中国・四国合同地方会

2026年06月09日

2026年6月6日・7日に岡山県で開催された「第128回日本循環器学会 中国・四国合同地方会」において、当科の多久島 大二郎 先生が見事「学生・初期研修医奨励賞」を受賞されました!

多久島先生は、以下の演題にて素晴らしい発表を行われ、その学術的・臨床的価値が高く評価されました。

発表演題: 『繰り返す冠攣縮により生じた器質化血栓をOCTで同定し得た一例』

冠攣縮(かんれんしゅく): 心臓の血管が一時的に痙攣して細くなる病気
OCT(光干渉断層撮影): 血管の内部を非常に高い解像度で観察できる最新のイメージング技術

また、今回の地方会では関連病院からもメディカルスタッフアワードが選出されており、まさに「チーム山口」が一丸となって日頃の成果を発揮した、非常に誇らしい学会となりました。

■ 学生・初期研修医奨励賞

多久島 大二郎 先生(山口大学医学部附属病院 第二内科)

■ メディカルスタッフアワード

杉田 先生(山口県立総合医療センター)
小笹 先生(玉木病院)

若手医師の台頭から地域医療を支える関連病院のメディカルスタッフの活躍まで、山口県の循環器医療の質の高さと熱量を改めて示す大躍進の機会となりました。

受賞された多久島先生、そして関連病院の先生方、誠におめでとうございます! 当科はこれからも、若手医師や医療スタッフが互いに切磋琢磨し、山口県全体の医療をさらに盛り上げていけるよう、研究・臨床の発展と次世代の育成に邁進してまいります。

      


【学会レポート】ATTR-CM治療は「次のステージ」へ!ATTR Amyloidosis Symposium 2026

2026年06月01日

先日、東京で開催された「ATTR Amyloidosis Symposium 2026」に参加してきました! 全国からトランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR-CM)の地域連携に携わる医師がなんと400名も集結し、非常に熱気のあるシンポジウムでした。
かつては進行性で予後不良とされていた心アミロイドーシスですが、様々な疾患修飾薬の登場により、今では進行を止めることが可能な疾患へと変わってきています。 これまでは「いかに早期診断して治療介入するか」が主な議論の的でしたが、治療の選択肢が増えた現在、疾患修飾薬の導入後も病勢進行を評価し、治療選択の再評価や心不全治療の最適化を行う必要性が熱く議論されました。まさに、ATTR-CM治療は次のステージに突入したと言えます。

 山口大学の小林茂樹先生による大注目の講演

本シンポジウムにおいて、山口大学医学部 高齢者心不全治療学講座教授の小林茂樹先生から、山口大学医学部附属病院における最新のATTR-CM治療と、「心筋線維化と予後との関連性に関する素晴らしい研究成果が報告されました 。 山口県からは小林先生の応援に総勢17名が会場に駆けつけ大変な盛り上がりを見せました!
小林先生らの研究では、病理組織と心臓MRI(CMR)を用いた詳細な解析が行われ、その結果、アミロイドの沈着量そのものだけでなく、それに伴う心筋線維化」予後悪化の独立した予測因子になることが明らかになりました。
特に注目を集めたのは、CMRで測定される細胞外容積(ECV)が、アミロイド量と心筋線維化の両方を総合的に反映しているという発見です 。この「臨床的な感覚を病理所見で見事に裏付けた」貴重なデータに対し、座長を務められた慶應義塾大学の遠藤仁先生からも多大な称賛が送られていました。
佐野 元昭
 

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【学会レポート】2つの学会に参加してきました!

2026年05月25日

先日、「第69回日本糖尿病学会年次学術集会」と「第12回日本心筋症研究会」に相次いで参加し、濃密な学びの時間を過ごしてきました。

 懐かしい仲間からの刺激と、分野またぎの絆

かつては循環器内科・腎臓内科・糖尿病内科の3科合同で、年に数回、基礎研究の勉強会を開催していました。毎回大きな刺激をもらえる大好きな場所だったのですが、最近はこうした分野横断的な勉強会をサポートしてくれるスポンサーが減ってしまい、寂しい限りです……。

そんな中、今回の糖尿病学会で嬉しい再会が! かつての研究仲間が「インスリンシグナル」に関するシンポジウムで堂々と講演する姿を拝聴しました。当時の懐かしさが込み上げるとともに、「自分も負けていられない!」と大いに刺激をもらいました。

 心筋症研究会での知識のアップデート

続く心筋症研究会では、現代の循環器領域において極めて重要な3つのシンポジウムを中心に、最先端の知識を整理してきました。

心筋炎
肥大型心筋症
がん治療関連心筋障害(CTRCD)

 山口大学附属病院の誇りと、これからの挑戦

今回の2つの学会を通して、確信したことがあります。 それは、「山口大学附属病院では、これらすべての領域において、すでに世界最先端の医療を提供できている」ということです。私たちの足元にある医療の質の高さを、改めて再確認する素晴らしい機会となりました。

しかし、ここで満足するわけにはいきません。 今後は、日々の臨床はもちろんのこと、「世界のガイドラインを書き換える」ような革新的な研究成果をここ山口から発信していけるよう、チーム一丸となってさらに突き進んでいきます!

(文:佐野 元昭)



【学会レポート】APSC2026@台湾

2026年05月19日

山口大学第二内科から多久島康太郎先生、末冨建先生と私、福江が発表のため、APSC(Asian Pacific Society of Cardiology)2026@台湾に行ってきました。なんと多久島先生は地方会経験から日本の全国学会を経ずして、国際学会デビューでした!オープニングセレモニーは、台湾総統のご挨拶や獅子舞等、盛大な式典でした。このたび末冨先生と福江はAPSCフェローに就任しました。
学会とともに、十分でのランタン飛ばしや九份での台湾茶体験等、日本医科大学の塚田先生、野間先生と楽しみました。多久島先生の願いは、「たくさんPCIができます様に」。頼もしい限りです。今回の学会で台湾茶を入れるスキルも身に着けることができました。PCIにもその技術が生かされることを願っています。大らかな台湾でのAPSC参加、最高でした。次回APSCはJCS2027と合同開催で横浜です。
(文:福江 宣子)
 


【学会レポート】第134回日本内科学会中国地方会 in 岡山

2026年05月11日

5月10日に岡山で開催された第134回日本内科学会中国地方会では、山口県立総合医療センターの西田悠布子先生(YIAセッション)と内田智之先生、周東総合病院の山本麻紀子先生、山口大学第二内科より中田祐樹先生、藤中理史先生が発表されました。

皆さん、それぞれ診断や治療に難渋した珍しい症例や、日頃から研究されている内容について丁寧に調査・検討され、非常に興味深い発表をされていました。

内科学会では若手支援のため、若手研究者奨励賞(YIA)や初期研修医奨励賞(JRA)に加え、今回から各セッションごとに「座長奨励賞」が新設されました。これまでは各セッションを1人の座長が担当していましたが、この賞の導入により、今回は2人体制での座長進行となりました。

私自身、これまで1人で5〜6題の発表を担当すると集中力が続かないこともありましたが、今回は役割を分担でき、座長を務める側としても大変ありがたい学会でした(笑)。

内科学会地方会では、各領域から珍しい症例報告が数多く発表されますが、どれも実臨床で遭遇する可能性のある疾患ばかりです。「何年経っても医師は学び続けなければならない」と改めて感じさせてくれる学会でした。

なお、座長奨励賞を受賞すると、後日、賞状と賞金(しかも高額!?)が届くそうです。

近年はJ-OSLERなどの影響もあり、内科が敬遠されがちな側面もありますが、内科は医療の基盤を支える非常に重 要な分野です。若い先生方にも、ぜひ積極的に飛び込んできていただきたいと思います。

第二内科一同、皆さんの入局をお待ちしています。(文:福江宣子)



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