2026年03月16日
当科では、致死性不整脈に対する新たな治療選択肢として、「血管外植込型除細動器(EV-ICD)」を導入いたしました 。令和7年3月より保険適用となった最新の治療法であり 、山口県内では現在、当院のみが実施施設となっております 。
EV-ICD治療とは
従来の植込型除細動器(ICD)は、リード(電線)を血管内に通す必要がありました。しかし、このEV-ICDはリードを血管の外(胸骨の下)に配置します 。
主なメリット:
身体への負担軽減:血管内や心臓の弁を傷つけるリスクを回避できます 。
長期的な安全性:将来的なリードトラブルや重篤な感染症のリスクを低減できます 。
若年層への適応:本体が小型で電池寿命が約10年と長いため、長期的にデバイスを保持する必要がある若い患者さまにも非常に有用です 。
受診をご希望される方へ
心筋梗塞の既往がある方や、致死性不整脈の発症リスクが高いと診断された方にとって、この治療は将来の安心に繋がる大切な選択肢となります 。
当院での治療をご希望の場合は、まずは「かかりつけ医」にご相談ください 。かかりつけ医を通じてご予約をいただき、紹介状をお持ちいただくことで、スムーズに専門的な診断・治療へと進むことが可能です 。
私たちは、地域の皆さまが最新の医療を安心して受けられるよう、お一人おひとりの症状に真摯に向き合ってまいります。
2025年09月01日
山口県で新制度スタート!腎臓を守る新しい仕組みが始まります。
腎臓って、静かに働いてくれるけれど、実はとても大切な臓器。
腎臓が悪くなる方の多くは、糖尿病や高血圧などの生活習慣病が原因です。透析になってしまうだけでなく、心不全や脳卒中の危険性も高くなってしまいます。でも、早めに気をつければ、これらのリスクを減らすことができるんです。
そこで、山口大学と山口県がタッグを組み、腎臓だけでなく心臓や脳を守る視点を持った、包括的な腎臓病の進行阻止に向けた新しい「心腎代謝診療医」制度がスタートします!健診でCKDの疑いが出てきたときに治療計画を立ててかかりつけ医と一緒に診てくれる医師を認定し、地域での早期発見・早期対応を目指す取り組みです。
「ちょっと血圧が高いだけ」「尿検査で少し異常が出ただけ」──そんな小さなサインを見逃さず、地域の医師が連携して、必要な医療につなげていく。そんな仕組みが、山口県から始まります。
腎臓は、静かにSOSを出す臓器。「まだ大丈夫」ではなく、「今から気をつけよう」が、未来の自分を守る第一歩です。
詳しくはこちら→
2025年04月12日
このたび山口大学では、県内で初めてPASCALデバイスを用いた器質的僧帽弁閉鎖不全症に対する治療を実施いたしました。初回症例にあたっては、心臓病センター榊原病院より森川先生および中務先生にお越しいただき、万全の体制で手技に臨みました。
本治療の導入により、従来の経皮的僧帽弁クリップ術(MitraClip)や外科的治療に加えて、より多様で個別化された治療選択肢を提供できるようになると期待しております。
今後も患者さんにとって最善の治療を提供できるよう努めてまいります。
※関連施設の先生方におかれましても、どうぞお気軽にご相談いただけますと幸いです。

2025年02月24日
植込型補助人工心臓管理施設として外来診療を開始しました
2024年11月1日、山口大学医学部付属病院は植込型補助人工心臓(Ventricular assist device;VAD)の管理施設に認定され、2025年2月17日より診療を開始しました。
これにより、心臓移植前にVADを装着して待機されている患者さんや心臓移植が適応とならない患者さんが移住することなく治療を続けられるようになりました。
詳しくはこちらをご覧ください。
